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ニキビのケアは保湿が基本!スキンケアの手順とポイント

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大人になった後のニキビ肌には、ケアの方法が10代の頃と異なることをご存知ですか?

思春期の頃、一度はニキビができた経験がある人は「肌が脂っぽいから」と思ってしまいがちですが、大人の肌では少し原因が変わってきます。

【こんな方は要チェックです】
✓ニキビができる場所が思春期の頃と変わった
✓テカリと乾燥を同時に感じる
✓忙しい生活で、食事や睡眠時間も乱れがち

これらのことが気になったら、「保湿するアクネケア」を試してみるタイミングかも?突然できてしまったり、繰り返したりする大人ニキビに悩んだら、ぜひ参考にしてくださいね。しっかり保湿して、ニキビケアと同時にツルツルで透明感あふれる、健やかでキレイな肌も手に入れてしまいましょう!

ニキビの主な原因と保湿が大切な理由

思春期の肌と大人の肌、どこに違いがあるのでしょうか?
同じニキビでも、思春期ニキビと、大人ニキビでは、できる原因が異なってきます。原因が違えば対処法も違ってくるので、まずは、ニキビができる原因から探っていきましょう。

ニキビができる原因

ニキビは、皮脂の過剰分泌や古い角質が毛穴に溜まって詰まり、アクネ菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。つまり、「毛穴の詰まり」が、ニキビ発生の根源なのです。これは、10代の頃と、20代以降の肌で変わりはありません。

どこに違いがあるかというと、年齢によって『毛穴を詰まらせる原因が異なる』ということ。

10代と20代以降では次のような違いがあります。

【思春期のニキビの原因】
皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まることが主な原因です。
思春期の頃は、成長期によってホルモンの分泌が活発になり、皮脂腺がホルモンによって刺激され、皮脂の分泌が過剰になります。その上、成長期にある毛穴はまだ小さく、急に増えた皮脂が詰まりやすいことによってニキビができやすくなります。

【20代以降のニキビの原因】
ターンオーバーの乱れによって乾燥を招き、皮脂分泌が過剰になることに加えて、角質が厚くなることが、毛穴が詰まる主な原因です。

20代を過ぎてできる「大人ニキビ」では、顎や口周りなどの「Uゾーン」といわれるフェイスライン上や、顔以外だと首や肩などの皮脂腺が少なく、乾燥しやすい箇所に発生しやすくなります。これらは、ホルモンバランスの乱れや食生活の乱れ、睡眠不足、ストレス、誤ったスキンケアなど、さまざまな要因によって、肌が生まれ変わる「ターンオーバー」の乱れが起きているからです。

ターンオーバーが乱れると、古い角質が残りやすくなり、角層が厚くなることで毛穴が閉じてしまい、肌が乾燥しやすくなることで皮脂の過剰分泌を招き、毛穴を詰まらせる原因となるのです。

ニキビに保湿が大切な理由

大人ニキビの原因は、ターンオーバーの乱れが主な原因となっています。そのため、20代以降のアクネケアには、肌の角層のうるおいを保ち、スムーズなターンオーバーができるように促してあげることが重要です。また、肌のうるおいが足りていない場合、乾燥を防ごうとして肌が皮脂を過剰に分泌することでニキビができることもあります。

化粧水や乳液、美容液、クリームなどの、毎日のスキンケアで、肌の水分と油分のバランスを整え、肌トラブルを起こしにくい肌へと導いていくことが必要です。

>「ニキビができない人の生活習慣の特徴とケアアイテムの選び方」はこちら

ニキビを予防する洗顔と保湿の手順

毎日ちゃんとスキンケアをしているのに、ニキビを繰り返してしまう場合は、もしかしたら「間違ったスキンケア方法」で、肌を刺激してしまっているかも?ここでは、ニキビ予防に合ったスキンケア方法をご紹介しますので、日ごろのスキンケアの様子を思い出し、照らし合わせて読み進めてみてください。

Step1.洗顔前は手を洗う

化粧をしている場合は、クレンジングを行ってから洗顔に移りますが、顔を触る前には必ず手を洗いましょう。

手にはいろんな雑菌や汚れが付いています。汚れた手では、泡も立ちにくく、手についていた雑菌や汚れが肌に付着するとニキビの原因になる可能性があります。『顔を触る前には、清潔な手で!』を常に心がけることで、ニキビ予防につながりますよ。

Step2.よく泡立てた洗顔料で優しく洗う

ニキビに限らず、肌は刺激を与えられるとトラブルを起こしやすくなります。そのため、手で直接肌に触れないようにすることが大前提。肌に当てる泡は、弾力のあるキメの細やかな泡が最適です。泡をたっぷりと肌に乗せて泡に汚れを吸着させるつもりで、転がしながら丸く円を描くように洗います。

洗う順番は、皮脂が多い箇所から泡を乗せていきます。おでこや小鼻は皮脂が溜まりやすい場所でもあるので、ついついゴシゴシしがちですが、優しく形に添うように、泡をポムポムと上下に動かすようにすると毛穴汚れもすっきり。皮脂が少ない、目元や口元は泡を乗せて、ふんわりと撫でるくらいの気持ちで優しく洗いましょう。

ここで気をつけたいのは、泡を長い時間乗せすぎないこと。長く乗せすぎると、肌に必要な皮脂を落としすぎてしまい肌の乾燥を招くため、乗せる時間の目安は60秒~90秒以内ですすぎに入りましょう。お湯の温度も、皮脂が落ちやすい30℃~35℃、少しぬるいと感じる温度が乾燥対策にはおすすめです。髪の毛の生え際なども、しっかり泡をすすいで残さないようにしましょう。

洗った後は、タオルで軽く肌を押さえて水分を吸わせるようにして、擦らないようにします。

>「基本的なクレンジング方法|ポイントを押さえてメイク汚れを落とす」はこちら


Step3.化粧水で肌をうるおす

コットンに化粧水をひたひたになるまで満たし、肌を摩擦しないよう表面をすべらせるように肌へなじませていきます。ただし、肌が敏感になっている場合は、手を使って化粧水をつけるのがおすすめです。その際は、手のひらで温めてから塗ることで角質層まで浸透しやすくなります。

顔全体に化粧水が行き渡ったら、温めた手のひらでハンドプレス。このひと手間を行っておくと、角層のすみずみまでしっかりと水分を浸透させることができます。また、手の熱で温めることで、肌の血行を促進しパッと明るい顔色になる効果もあります。

うるおいをフルチャージするにはこのステップが重要。うるおいが足りないと感じたら、化粧水を追加して肌に入れ込んでいきます。また、化粧水の後に美容液を併せて活用するのもおすすめ。美容液は、水分の蒸発を防ぐと共に、肌に良い成分が配合されているので、肌質からアプローチしてくれます。

Step4.乳液やクリームでうるおいを閉じ込める

うるおいで肌を整えたら、油分を含んだ乳液やクリームで、肌の水分の蒸発を防ぎます。「ニキビに、乳液やクリームは大丈夫?」と感じるかもしれませんが、肌の水分と油分のバランスを保つには、欠かせないアイテムです。

ヒアルロン酸やコラーゲン、グリセリン、セラミドなどの保湿成分や、ホホバ油、スクワランなどのエモリエント効果のある成分が配合されていて、肌をやわらかくしてくれる効果のあるものを選ぶと良いでしょう。

重い使用感が苦手と感じる場合は、ベタつきの少ないオイルフリーのものや、ジェルテクスチャーのものは、肌触りも軽いため、さっぱりとした使い心地になります。

ニキビケアの保湿のポイント

ニキビを繰り返さないようにするための、保湿ポイントをご紹介していきます。普段あまり気にしていない、意外なこともあるのでチェックしてみてくださいね。

洗顔や入浴後はすぐに保湿をする

洗顔後や入浴後は、肌の皮脂や角質内にある「天然保湿因子」などの保湿成分が洗い流され、乾燥が進みやすい状態です。つまり、乾燥対策は時間との勝負。すばやく保湿へ向かいましょう。時間をおいて肌が乾燥してしまうと、バリア機能の低下や皮脂の過剰分泌を起こしやすくなってしまいます。

肌質に合った保湿アイテムを選ぶ

肌のタイプは、「普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌」など、人によって異なります。保湿アイテムは、肌質に合ったものを選ぶことが必要ですが、体調や気温、湿度などによって肌質が変化していることもあるのです。例えば、いつもは普通肌なのに、脂性肌や乾燥肌になっているなんてことも…。同じスキンケア方法を続けていることが、肌に合わなくなっている可能性もあるのです。

スキンケアの前に、今の肌質を注意深く確認して、乾燥していると感じたら、部分的に保湿を重ねてみたり、保湿力が高めのアイテムをプラスしてみたり、季節ごとに他のアイテムに切り替えてみるなど、肌の状態に合わせてケアをしていきましょう。

「保湿ケア重視のニキビ予防で美肌へ!」


20代以降の大人の肌は、さまざまな要因でターンオーバーが乱れやすくなります。そのため、保湿ケアをしっかり行っていき、乾燥を防ぎ、角質が厚くならないように心がけることで、毛穴を詰まらせるリスクを低くすることができます。

毎日のクレンジングや洗顔でやさしくしっかり汚れをオフする「落とすケア」と、化粧水や美容液、乳液などで十分に満たす「うるおいケア」を続けていくことで、遠くから見てもパッと明るく透明感あふれる、ニキビのない美肌を目指しましょう。

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