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髪の毛を綺麗にするタイプ別ケア方法と取り入れたい生活習慣

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しっとりとなめらかで指どおりが良さそうな髪は、男女問わず心を奪われてしまいますよね。
しかし、髪質は「遺伝」の影響も大きいパーツです。そう聞くと、「じゃあ、諦めるしかないか…」とふさぎこみたくなる気持ちになりますよね。

でも実は、ダメージとなる要因を取り除くことや、お手入れを続けることで魅力的な美髪へと近づける可能性があります。手っ取り早く、美容室やサロンの力を借りて美髪ケアをしてもらうのも良いでしょう。ですが、それでは一時的な美しさでとどまってしまいます。

まずは、一度自分の髪質に対しての正しいケアが出来ているか見直し、自宅でコツコツと継続できることからはじめてみましょう。本気で髪と真剣に向き合うことで、一生ものの美髪が手に入るかもしれません。

今回は、髪質別のホームケアの方法や、髪を美しく保つために取り入れてほしい生活習慣についてご紹介しています。

髪の毛を綺麗にするタイプ別ケア方法

パサつき、うねり、剛毛、猫っ毛、または、それらの複合型など髪質は人それぞれです。また、髪質が色々あるように、お手入れ方法もタイプ別にあります。まずは、自分がどのタイプの髪質なのか確認することからはじめましょう。

パサパサ髪タイプ

乾燥などの原因により、パサついて髪の毛が広がりやすい状態となっています。
髪の外側のキューティクルがはがれ、内部がスカスカの空洞になり、目で見ると、毛先がチリチリとしてツヤがなくなっている髪です。

もともとの髪質的にパサつきやすいという人もいますが、主な原因は、パーマやヘアカラーなどの薬剤によるダメージや、紫外線ダメージ、ヘアアイロンやドライヤーの熱によるダメージ、ブラッシングの摩擦などがあります。放っておくと、枝毛や切れ毛が増加したり、髪のクセが強く出たり、髪の毛のさまざまなトラブルの引き金になる可能性もあります。

パサついている髪には、キューティクルを補修する成分や保湿成分のあるトリートメントで毛先を中心にケアすると良いでしょう。洗い流すタイプのトリートメントと洗い流さないタイプトリートメントがありますが、どちらも有効です。洗い流すタイプのトリートメントの場合、ダメージが気になる毛先に付けたら、しばらく時間を置いたり、スペシャルケアとして蒸しタオルをしてから洗い流すことで、より実感が得られやすくなります。

そして、洗髪後にはできるだけ早く髪を乾かすようにしましょう。理由は、髪は濡れた状態だとキューティクルから水分や補修した栄養分が流れ出てしまうからです。髪は濡れた状態で放置せずに、できるだけ早く乾かすことを意識しましょう。

就寝中、寝返りなどの際に髪と枕がこすれて摩擦が起きています。シルクの枕カバーやナイトキャップを使うことも摩擦対策に有効です。

うねり髪タイプ

髪の毛にくせが出ることで、毛先がはねたりうねったりする状態のなる髪のタイプ。
うねり髪の原因としては、水分バランスの乱れ、毛穴のゆがみ、遺伝などが考えられます。カラーやパーマなどで傷み内側がスカスカになった状態の髪の内部に、水分がまばらに入り込むことでうねりが発生。また、加齢などの影響で頭皮がたるみ、毛穴がゆがむことによって、生えてきた髪の根元がゆがみうねりになることも。そして、遺伝の場合など、生まれつきうねり髪の素質を持っている可能性も。

うねり髪対策として、ドライヤーで髪を乾かす時には、まずがうねりが出やすい根元を先に乾かすことが大切です。続いて、ヘアミストやヘアオイルをつけて目の粗いブラシやクシでドライヤーの温風を上から下に向かってあてて毛流れを整えます。最後に冷風をあてて髪をブラッシングするとうねりを軽減しやすいです。また、最近では、うねって広がりやすい髪質に特化した、シャンプーやトリートメントが発売されているので、一度自分に合うものをチェックしてみるのもおすすめです。

剛毛タイプ

剛毛タイプとは、髪の毛に太さがあり、髪の毛1本1本元気でハリがあり、やや硬さを感じる髪質のことです。毛量が多く、ボリュームがあるのも特徴です。
キューティクルに隙間がなく厚さもあるため、くせがつきにくく重たい印象になりやすいですが、柔らかい髪に比べるとヘアアイロンやコテなどの熱ダメージを受けにくいというメリットがあります。しかし、髪に含まれる水分量が不足すると、より硬くなりやすいので注意する必要があります。

固さのある髪は、傷みにくいというメリットがありますが、柔軟さに欠ける分ケアアレンジがしにくいという場合もあります。剛毛タイプの方は、髪に柔らかさが出るような工夫をしていきましょう。まずは、シャンプー、トリートメントの見直しから始めてみるのもいいかもしれません。剛毛さんにおすすめのシャンプ―は、アミノ酸系の成分が配合されているものです。アミノ酸系のシャンプ―に使われている洗浄成分は、タンパク質由来で髪に必要なうるおいを残しつつマイルドに洗いあがるのが特徴で、髪に柔らかさをさすことができます。成分表示を見ると、「ココイル~」「ラウロイル~」と表記されています。そして、トリートメントは使い心地がライトなものよりも、ややしっとり感があり保湿のできるアイテムがおすすめです。また、ドライヤーを使うときは低めの温度で乾かした後、冷風で仕上げることで形をキープしやすくツヤ感が演出できます。

猫っ毛タイプ

髪の毛が細くて柔らかく、ボリュームが出にくい髪質です。
ヘアアイロンなどのクセ付けや、ニュアンスのあるおくれ毛が作りやすいというメリットがありますが、一方でボリュームがなくぺたっとしやすく、薬剤や物理的な刺激などのダメージを受けやすく、湿度にも敏感で、からまりやすいというデメリットもあります。

髪の根元のボリュームがない猫っ毛タイプの方は、ノンシリコンタイプのシャンプーや軽い仕上がりになりやすいトリートメントの使用がおすすめです。シリコンはまとまりやすい髪に導く効果がありますが、ボリュームを出したい猫っ毛の方が使うと逆効果になる可能性があります。そして、スタイリング剤には、皮膜感があるオイルは避けた方がベターです。オイルの重みでペタッとしてしまいます。付けすぎないように注意して、ミルクタイプやヘアミストなど軽めのスタイリング剤を選ぶようにしましょう。

髪の毛を綺麗に保つ方法

髪タイプ別のケア方法がわかったら、次は、髪のタイプを問わず、共通して心掛けてほしい生活習慣をご紹介します。髪のダメージを防ぐために取り入れて欲しいコツや、健やかな髪を育むためのポイントについてお話ししますので、是非参考にしてみてください。

髪の毛が受けやすいダメージを軽減する

髪は日常的に、さまざまなダメージにさらされています。ダメージを0にすることはできませんが、対策をすることで軽減させることはできます。

・野外に出るときは帽子や日傘を使う
肌と同様に、紫外線が直接の髪に当たらないように帽子をかぶり髪が露出する面積を最小限にできるように意識しましょう。また、日傘を利用するのも対策になります。おろしたままの髪よりも、お団子にするなどまとめることでも紫外線から髪を守れます。髪の毛に使用できるUVケアアイテムを積極的に使うのも、紫外線対策には有効です。

・ドライヤーやヘアアイロンは高温のまま長く当て過ぎない
ドライヤーの温風を同じ場所に長い時間当てると、髪の表面温度が上がり、キューティクルを破壊するリスクがあります。温風で髪の表面温度が上がり切るまでに冷風をあてるなど、温風↔冷風と交互に風の温度を切り替えることでダメージを抑えられます。また、ヘアアイロンの温度設定にも注意しましょう。固めの髪質の場合には比較的高い温度でも良いですが、細目やダメージが気になる髪には、低めの温度設定にするとダメージを軽減できます。

自然乾燥をやめる

自然乾燥は髪のパサつきを際立たせる要因となるためやめましょう。
髪は熱ダメージに弱いため、自然乾燥の方がダメージが少なく済みそうな気がしてしまいますが、間違いです。髪の毛が濡れたままだと、キューティクルが開いて摩擦ダメージを受けやすく、乾いた後もパサつきが目立ちます。濡れた状態で放置せず、洗髪後は髪の毛をできるだけ早めに乾かすことを心がけましょう。

タバコとお酒は控える

タバコ、お酒の習慣は、抜け毛や髪質の変化に関係しやすいといわれています。
その理由として、煙草に含まれるニコチンは毛細血管を収縮する作用があるため、血液の巡りが悪くなりやすく頭皮に栄養が届きにくくなるからです。また、アルコールは飲みすぎると体内で亜鉛を大量に消費するため、髪の毛に必要な亜鉛が不足する原因のひとつになります。

十分な睡眠を取る

睡眠が足りないと、元気な髪は育ちません。
睡眠時には成長ホルモンが分泌され、頭皮の代謝が活発になりやすく髪の毛を育てる毛母細胞の分裂が行われます。しかし、睡眠時間が減少したり、睡眠の質が悪かったりすると、健やかな髪の成長をする際の妨げとなります。

睡眠時間が短い場合は、生活リズムの見直しを行いましょう。寝る前に激しい運動はNGですが、呼吸を深めるヨガやストレッチは快眠を深めるきっかけとなるためおすすめです。

頭皮マッサージでの血流を良くする

頭皮の血流が悪くなることで髪の毛へ栄養が届きづらくなる可能性があります。
頭皮が傷つかない程度に、指の腹を使ってマッサージしたり、頭皮ケア専用のアイテムを使うと簡単に頭皮をほぐすことができます。また、マッサージと併せて育毛剤を使用することもおすすめです。

特に、健やかな髪を育むサポートをしてくれる成分が入ったアイテムを選ぶことで、よりなめらかで美しい髪の成長をサポートすることができます。

バランスの良い食生活にする

できるだけバランスの良い食事を心がけることが、髪質が改善し、美髪へと近づく重要な第一歩です。
髪の毛を作る栄養素は、主にたんぱく質、ビタミン、亜鉛などです。たんぱく質である、大豆、卵、肉、魚をはじめ、緑黄色野菜などに豊富なビタミン、貝類に豊富に含まれる亜鉛などを、バランスよく食事に取りいれるようにしましょう。

とは言っても、なかなか、食事だけでバランスよく栄養を取ることは難しいですよね。そんな時は、手軽に食事にプラスできるサプリメントやプロテインなどを上手く活用することで、忙しい毎日でも理想的な栄養バランスを目指すことができます。

「ダメージを防ぎ、ケアアイテムを見直して、しっとりしなやかで魅力的な美髪を目指そう」

今回は、髪タイプ別のケア方法や、取り入れてほしい生活習慣についてお話ししました。

ヘアケアの基本は、ダメージをいかに防ぐかということが重要になってきます。ドライヤーやヘアアイロンの温度に注意し、外出時は紫外線から髪を守る工夫をしましょう。また、濡れた髪は、優しくタオルドライしたら、できるだけ早く乾かしましょう。

そして、「なんだか理想の髪と違う」と感じているなら、シャンプーやトリートメントの見直しや、育毛剤を使ってマッサージするなど頭皮ケアを始めてみるのも「今までよりもキレイ」と感じられるきっかけとなるかもしれません。

今回ご紹介したホームケアを続けて、魅力的な美髪を目指しましょう。