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顔のたるみを予防する生活習慣と筋トレ方法|ハリが不足する原因は?

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ふと鏡を見た時に、口元の下がりや、フェイスラインのもたつき、ハリのなさなど、何となく顔の印象がぼんやりとしてきたなと思うことはありませんか?それ「たるみ」かもしれません。

加齢もたるみの原因の一つですが、最近は、マスク生活で顔が隠れている時間が長く、無表情の時間が増えていることや、スマホを見ている時の姿勢の悪さなどの影響で、若い人でもたるみ問題に直面しています。年齢的にたるみが気になっている人も、そうでない人も、今から少しずつ予防を行いましょう。

ここでは、たるみやハリが不足する原因や、日々のなかで手軽に取り入れられる生活習慣の改善法、マスクをしたままでもできる顔の筋トレの方法などをご紹介していきます。

ハリが不足し顔がたるむ主な原因は?

美肌のためには、肌を乾かさないことがとても大切です。乾燥予防をすることで、肌にどんないい影響があるのかお話しします。

見た目年齢を上げてしまう「たるみ」。たるみ予防のためには、その原因を知り、適切なケアを行うことが大切です。

深刻になってからでは巻き返しが難しいのが「たるみ」。だからこそ、早目のたるみ予防が重要です。たるみや、ハリ不足の原因は「加齢」も影響していますが、原因はそれだけではありません。まずは、たるみ顔を引き起こす原因を理解しましょう。

原因その①顔の筋力の低下

筋肉は皮膚に張り付いているため、表情筋を動かす機会が少ないと肌を支える筋力が衰え「たるみ」につながります。表情筋は、顔の中に30種類以上存在していますが、現代人は通常の生活の中で使っているのは25~30%ほど。つまり、残りの70%は意識をしないと、ほとんど使われることがなくどんどん衰えていってしまいます。

それは、笑顔の回数を思い出してみるとわかりやすいかもしれません。長引くマスク生活で、無表情の時間が多くなっているこの時代、1日どのくらい“笑顔”の時間がありますか?実は、日本人一般女性の笑顔の回数は子どもと比べると、1日平均30分の1以下という結果があるほどです。どれほど表情の変化が少ないかわかりますよね。つまり、自分で思っている以上に、表情筋は使えていないということです。

たるみ予防のためには、マスクの下でも口角を上げるなど日常的に表情筋を意識して動かすことや、表情筋のトレーニングを取り入れることが大切です。この記事の中で、マスクを付けたままでもできる「たるみ予防体操」をご紹介していますので参考にしてみて下さい。

原因その②真皮にあるコラーゲン、エラスチンの減少

肌の弾力やハリを支えているのは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンです。若い人たちにピーンとしたハリがあるのは、コラーゲンやエラスチンが豊富に保たれているためです。しかしそれらは、加齢などの影響により、20代をピークに日々減少していってしまいます。

コラーゲンは強度のあるタンパク質で網目状に張り巡らされており、エラスチンはゴムのように弾力のあるタンパク質で、コラーゲンを束ねる役割をはたしています。年齢を重ねると、このコラーゲン線維が緩くなり、そのコラーゲン線維を束ねるエラスチンの量も減少してしまいます。それにより、肌がしぼんだようになり「たるみ」となって現れます。

原因その③むくみ・脂肪の増加

むくみや脂肪の増加も、たるみの原因となります。むくみは、リンパの流れや血流が滞ることで生じますが、放っておくと溜まった水分の重みに負けて皮膚が下がり、結果、たるみを引き起こします。

また、たるみは脂肪の多いところから始まるといわれています。顔の脂肪が増加すると、脂肪の上についている表皮や真皮が衰えていた場合に、脂肪を支えきれずにたるんでしまいます。私たちの身体は、加齢に伴い、基礎代謝が低下すると脂肪が付きやすくなります。たとえば、フェイスライン周辺や頬に脂肪が付くことで、二重あごが目立つようになったり、ほうれい線が現れたりします。

むくみや脂肪の急激な増加を防ぐためにも、暴飲暴食や塩分の多い食事は控えバランスの良い食生活を心掛けましょう。

顔のたるみを予防する生活習慣

顔のたるみを予防するために、まずは生活習慣を振りかえることが大切です。

ここでは、簡単に取り入れられる生活習慣見直しのポイントをご紹介します。「年齢が年齢だからたるんでもしょうがないよね…」なんて、あきらめてはいけません。たるみの予防や改善のために、姿勢やスキンケアのなど意識的に心掛けてみましょう。

ポイント①姿勢を正す

姿勢の悪さや猫背を指摘されたことはありませんか?姿勢の悪さは、顔が大きく見えたりスタイルが悪く見えたりするだけでなく、たるみの悪化の原因となる深刻な問題です。

姿勢が悪いと血流が乱れることにより、頬やあご周りに老廃物や水分が溜まりやすくなります。皮膚がそれを支えきれなくなることで、たるみへと繋がります。

デスクワークやスマホの長時間使用により、背筋が曲がり、首が前に出ていませんか?
肩甲骨を意識して肩を後ろに開いたり、天井に引っ張られているような意識を持ったりしながら背筋を伸ばすような時間を作りましょう。

ポイント②保湿をする

どの年代でも肌の弾力をキープするためには、保湿ケアを徹底することが必須です。保湿成分が配合された化粧品を積極的に選ぶようにし、化粧水、乳液の両方を使って水分と油分を補いましょう。それでも、乾燥する場合には肌の調子を見ながら、保湿系の美容液や保湿クリームをプラスすることが大切です。

肌が乾燥した状態はバリア機能が低下し、紫外線などの外からの刺激を受けやすくなります。紫外線は真皮層にまで到達すると、肌の弾力にかかわるコラーゲンやエラスチンを減少させてしまいます。肌を乾燥から守ることが結果的に、たるみ予防につながります。

> 乾燥予防で肌の調子を整える|カサつきを防止するスキンケアポイント

ポイント③紫外線対策をする

季節を問わず紫外線対策を続けましょう。ポイント②でも述べたとおり、紫外線を浴びると、肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチン、水分を保持する役割のあるヒアルロン酸を作り出す「線維芽細胞」を傷つける可能性があります。

紫外線が最も強いのは夏ですが、それ以外の季節も紫外線は降り注いでいます。また、部屋の中や車の中にも容赦なく侵入し、1日中曇っている日でも紫外線がゼロになることはありません。日焼け止めに加え、日傘や帽子、サングラスなどをうまく活用し紫外線対策を行いましょう。また、色々するのが大変と思うなら、日焼け止めと化粧下地が1つになっているものや、紫外線カット効果のあるパウダーなどメイクのついでに紫外線を予防してくれるアイテムをうまくとりいれるのもおすすめです。

ポイント④食生活で予防する

ハリのある美肌を保つためには、バランスの取れた食生活が欠かせません。脂質やタンパク質などを必要以上に避けるような偏ったダイエットは顔がたるむ原因に。

前述でもお話ししたとおり、肌の土台となるコラーゲンは年齢によって減少していきます。しかし実は、私たちは身体の中では、コラーゲンを作り出すことができます。そのコラーゲンを作り出す材料となるのがアミノ酸です。アミノ酸は、肉や魚などのタンパク質に豊富に含まれています。なかでも、牛筋や手羽先など肉類の良質なたんぱく質には、コラーゲンやエラスチンが多く含まれているため、特におすすめです。

また、体の中でコラーゲンを作り出す過程には、ビタミンCが必要です。ビタミンCを豊富に含む食材には、苺、赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、レモンなどがあります。しかし、ビタミンCの性質として、熱に弱い、水に溶け出すなどの性質があるため、水や熱に接する時間を短くしたり、スープなどにして煮汁ごと飲めるようにするなど、調理法には工夫が必要です。そのため、もっと手軽にビタミンCを摂取する方法として、サプリメントなどを利用するのもよいでしょう。

肌が喜ぶ食材を摂食的に取り入れて、美肌の維持につとめましょう。

顔のたるみを予防する筋力トレーニング

たるみ予防のためには表情筋のトレーニングをすることが効果的といわれています。ここでは、是非取り入れていただきたい、どこでも簡単に実践できる表情筋のトレーニングをご紹介します。

表情筋の70%は使われていないといわれていて、放っておくと衰えてたるみ顔に…反対に、今まで使われていなかった表情筋を意識的に鍛えることでたるみ予防が狙えます。ここでは、若見えの印象を左右する、目、口、頬のたるみ予防トレーニングをそれぞれご紹介します。とっても簡単で、マスクを付けたままでもこっそりできるお手軽で効果的なものばかりなので、ぜひ参考にしてみて下さい。

1.口全体を大きく開き、「あ」と発音する
2.口を真横に引き伸ばし「い」と発音する
3.口をしっかりとすぼめ、突き出すようにして「う」と発音する
4.笑顔をつくり、口角を上げて「え」と発音する
5.口を大きく縦に開き、鼻の下を伸ばすようにして「お」と発音する
6.それぞれ5秒程度同じ表情をキープしながら行う

目まわりのたるみ予防トレーニング

1.真っすぐ前をみる
2.眉が上がらないように意識をする
3.しっかり目を見開き5秒キープ

口まわりのたるみ予防トレーニング

1.口を閉じる
2.唇を巻き込み5秒キープ

頬のたるみ予防トレーニング

1.口を閉じる
2.頬に力をいれて持ち上げ笑顔を作り5秒キープ

朝昼晩の食事の前や後、休憩時間など1日に数回ずつ行うのが効果的です。
今回のトレーニングはマスクを付けたままでもできて、場所やタイミングを選ばずにできるものを厳選しました。難しいものや、面倒と感じるものは続きません。たるみ予防のトレーニングは毎日コツコツ続けることに意味があります。若々しさを保つためにも、無理にない範囲で続けてみましょう。

日常のケアでたるみ顔予防


目元や口元、フェイスラインがキュッと引き締まった顔は若々しい印象を与えます。しかし反対に、たるんだ顔は実年齢よりも老けて見られることも…「たるみの原因=加齢」と決めつけがちですが、生活習慣なども大きく影響しているため、あきらめず出来ることからたるみ対策を行うことが大切です。

姿勢やマスクを付けたままできるトレーニングなど簡単に取り入れられる方法にくわえ、保湿や紫外線対策などスキンケアの延長でできることもたくさんあります。ハリのある毎日の為に、日常のケアをしっかりと続けていきましょう。