
美髪になるためには?セルフヘアケア方法と維持のために続けたいこと
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心理学上では、たったの7秒で第一印象が決まるといわれています。
なかでも、視覚的な情報は約80%を占めるといわれており、髪が相手に与える印象がいかに大きいかということが予測できますよね。
バスや電車の中で、後ろ姿を見ると大体の年齢の予測がつきます。やはりツヤのなさや、ボリュームのなさ、パサつきなどが老け見えの印象を与えてしまうのではないでしょうか。
子どもの髪は特別なケアをしなくてもサラサラ、ツヤツヤです。つまり、艶やかで美しい髪は若さの象徴ともいえます。毛先までケアが行き届き、見た目からも「柔らかそう」「髪が元気そう」そんな印象を相手に与えられれば、何歳分も若見えしそうですよね。
今回は、美髪を作る頭皮ケアやブラッシング方法など、自宅で簡単に始められる毎日のホームケセルフケアをご紹介していきます。
目指したい美髪はどのような髪?
冒頭でもお話ししたように、髪の毛が相手に与える印象はとても大きいです。では、どんな髪が“美髪”と呼ばれて、相手に良い印象を与えることができるのでしょう?
美髪とは、一般的には「ハリやコシがあり、つややかでボリュームがある健康的な髪の毛」を指すことが多いです。
具体的には、
〇髪の毛1本1本がサラサラとしている
〇髪全体に艶がある
〇まとまりはあるが、程よいボリューム感もある
髪の指通りが良く、うねりやパサつき、ゴワつきなどが少ないと、「美髪」の印象を周囲に与えやすいようです。髪質は、遺伝的な要素も多くありますが、髪が傷んでいる状態でもケアを継続していくことで美髪を目指すことができます。
美髪になるためのヘアケア方法
毎日のシャンプーやドライヤー、ヘアアイロンなど、毎日なんとなく使っていませんか?実は、正しいケアが出来ていない人が多いのがヘアケアです。以下の内容を参考に、一度見直しをしてみましょう。

シャンプーの方法やアイテムを見直す
肌と同じく髪も「落とすケア」がとても大切です。つまり、シャンプーの方法や使うアイテムによって髪のまとまり感は変わってきます。
まずは、ブラッシングをしておきましょう。そうすることで、髪の絡まりをほぐし、表面に付いたホコリなどを落とし、頭皮の汚れを浮かしやすくなります。続いて、シャンプーをする前にお湯で髪と地肌を予洗いすることがとても大切です。シャワーで、汚れやスタイリング剤などをあらかじめ洗い流しておくと、シャンプーの泡立ちもよくなり、髪の毛が絡まりにくく、摩擦の防止になります。
また、髪の毛は濡れた状態でこするとキューティクルが剥がれやすいため、直接シャンプーを地肌に付けるのではなく、ある程度手でシャンプーを泡立ててから、頭皮や髪につけ、泡で包み込むように洗うようにしましょう。そして、使うアイテムは、地肌への負担が少なく、髪の毛のダメージ補修成分が入ったアイテムを選ぶと良いでしょう。
髪の毛は濡れたままにしない
髪の表面を守っているキューティクルは濡れた状態でいるときが最もダメージを受けやすい状態です。
キューティクルとは、魚のうろこのように髪の表面に整列して並び、髪の栄養を閉じ込めたり、乾燥や紫外線から髪を守る働きをしています。
しかし、髪が濡れていると、キューティクルが膨らみ、摩擦などの刺激によって剥がれ落ちやすくなってしまいます。そのため、髪を乾かさずに寝ると、枕と髪が摩擦を起こし、キューティクルが剥がれ落ち、パサつきが気になる髪になる可能性があります。また、染めた髪の色が抜けやすくなったり、広がってまとまりにくくなりヘアセットに時間がかかる原因となります。
洗髪後は長い時間放置したり、自然乾燥はやめて、きちんとドライヤーで髪を乾かすようにしましょう。乾かす際のポイントは、髪の毛の根元から髪の毛の中盤、毛先の順番に乾かすと髪を綺麗に乾かすことができます。
ドライヤーやヘアアイロンの使用には注意する
熱を当てすぎると、髪が痛む原因になりやすいためドライヤーやケアアイロンなどを使用するときは、髪が傷まないよう工夫しましょう。
高温になったコテやアイロンは、長時間同じ場所にあて続けることを避けましょう。そして、ヘアアイロン前に使う熱ダメージを軽減するヘアオイルやヘアミストを使用することもおすすめです。髪が喜ぶ栄養を与えたり、同時にコーティングしてツヤを出したり、まとまりが出るタイプのアイテムもあるので自分に合ったものを探してお手入れしましょう。
美髪を維持するために続けたいこと
ここでは、自宅でできる5つの美髪ケアについてご紹介します。 憧れのサラツヤ美髪を手に入れるためにも、毎日の習慣にして、コツコツと続けてみましょう。

熱ダメージから守る
ドライヤーやヘアアイロンなどの熱ダメージに注意しましょう。
ドライヤーを使う際には、時間を短縮するためにタオルドライをしっかりすることをおすすめします。水分の吸収が良い、髪のことを考えて作られたタオルなども販売されているため、髪が長い方や多い方は一度そのようなアイディアアイテムを試してみるのも良いでしょう。
また、ドライヤーを1ヶ所に長時間当てると、髪の表面温度が上昇しダメージを引き起こします。髪は主にタンパク質からできており、乾いた髪だと約130℃でタンパク質が変性してしまうといわれています。温風と冷風を交互に切り替えて髪の表面温度が上がり過ぎないようにしたり、10㎝以上離して使うようにするなど工夫をしましょう。
ヘアアイロンやコテをヘアセットに利用する人も多いでしょう。それらは、最高温度が200℃まで温度が上がるものが多く販売されていますが、高温になり過ぎすのはダメージを深刻化させ傷みの原因に。固い髪質の方は、180℃、普通の方は160~180℃、髪が細い方は、100~160℃を目安に温度を設定して使いましょう。
そして、濡れた髪で使うのもNG。ヘアセット中に「ジュッ」と音がしたことはありませんか?あの音は、髪内部にある水分がヘアアイロンの熱によって蒸発しているサインです。つまり、髪の内側もダメージを受けて、髪がバサバサになってしまいます。アイロンを使う際は、髪が乾いた状態でケアオイルなどを付けて髪を保護しながら使いましょう。
摩擦ダメージを防ぐ
上記でも触れたように、濡れた髪の毛はキューティクルが開いている状態です。この時が一番髪にとって、ダメージを受けやすいので、摩擦には注意しましょう。
シャンプーの時のこすり過ぎは避け、指の腹を使って泡で髪を包み込むように洗いましょう。また、洗髪後のタオルドライでは髪の毛はこすらず優しく絞るようにしましょう。そして、濡れてからまった髪に対して、目の細かいコームで無理矢理ほどこうとするのも、髪を傷める原因に。この場合は、手ぐしや目の粗いブラシを使って優しくからまりをほどくようにしましょう。
そして、無意識のうちに摩擦が多くなっているのが就寝中です。就寝中は、何度も寝返りをうつことによって、髪をこすってしまっています。寝る際には、髪を束ねるか、ナイトキャップをかぶるなどして、髪を摩擦から守るように心掛けましょう。
紫外線ダメージから守る
紫外線のダメージで髪の毛のタンパク質が壊されると、うるおい感がなくなりパサつきや脱色の原因になります。
レジャーなど長時間外で紫外線を浴びるときには、お団子ヘアにしたり、帽子をかぶるなどして、髪が直接紫外線に当たる面積が少なくなるような工夫をして出かけましょう。最近では、髪に使えるUVスプレーなども発売されていますので、そのようなアイテムを活用するのもおすすめです。
紫外線を浴びた後は、保湿力のあるシャンプーやトリートメントを使うようにしたり、ヘアマスクで重点的にケアをするのも良いでしょう。
普段の食事内容に気を付ける
食生活も髪に大きく関わりがあります。
健やかな髪のためにすすんで取り入れたい栄養素は、「たんぱく質」や「ビタミン」、「亜鉛」などです。
〇たんぱく質が豊富な食材は、大豆製品、卵、肉、魚など
たんぱく質は、皮膚や髪はもちろん健やかな体を作るうえで必要不可欠な栄養素です。摂取する目安としては、体重×1gと考えると良いでしょう。つまり、体重50㎏の人は、1日当たり約50gのたんぱく質を摂取することを目安としていきましょう。たんぱく質は、肉や魚などに豊富ですが、日本人の体には大豆製品が適しているといわれているため、食生活に上手く取り入れていきましょう。
〇ビタミンが豊富な食材は、緑黄色野菜(ほうれん草、人参、赤、黄ピーマンなど)など
特にビタミンAは、髪のうるおいや艶、そして頭皮の健康維持に関係してきます。カロテノイド(緑黄色野菜に含まれる色素)が豊富な、色の濃い野菜を積極的に摂ることで効率よく摂取出来ます。
〇亜鉛が豊富な食材は、貝類、緑茶・抹茶など
亜鉛とはミネラルの一種で、たんぱく質の代謝を促しターンオーバーにつながるため、頭皮や抜け毛予防などに役立ちます。亜鉛は、ビタミンCと併せて摂取すると吸収率のUPが期待できます。しかし、亜鉛が含まれている食材は、毎日の食事の中だけでは摂取することが難しい食材が多いため、サプリメントなどで上手く取り入れるのもおすすめです。
外食が続いたり、偏った食生活によって、糖質や脂質、添加物などの取り過ぎは、髪や肌に悪影響を及ぼします。できるだけ自炊を心がけ、バランスよく栄養素を摂取できるように意識しましょう。
ヘアケアアイテムを上手く取り入れる
ヘアトリートメントや育毛剤など、髪質にあったヘアケアアイテムを選んで、毎日のホームケアに取り入れましょう。
お風呂上りの濡れた髪に使用するアウトバストリートメントは、オイルやミルク、液状のミストタイプなど様々なテクスチャーのものがあります。広がりやすくパサつくという人は、重みがありしっとりとした使用感のものを選ぶようにしたり、髪が細く絡みやすい人は、軽やかでサラサラとした使用感のものを選ぶようにするなど、髪質に合わせて選んでみて下さい。
そして、頭皮は髪を生む源なので、スカルプケアアイテムを使ってマッサージを習慣化することで、抜け毛予防や薄毛の予防などにも繋がります。頭皮ケアは、悩む前から始めておくのがいいですよ。
「適切なホームケアを取り入れて魅力的な美髪を目指しましょう」
パサつきやクセがなく、髪が美しいと、それだけで「清潔感」や「上品さ」「繊細さ」などといったプラスのイメージを相手に与えることができます。
遺伝的な要因もあるため、髪質をがらりと変えることは難しいかもしれませんが、ホームケアで美髪に整えることはできます。今回の記事を参考に、シャンプーやドライヤーでのブローなどを見直して、適切な方法を試し魅力的な美髪をめざしましょう。