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育毛のために取り入れたい6つの生活習慣|育毛剤使用時のポイント

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豊かな髪の毛の70代や80代の方を見かけると、とても若々しく見えますよね。
「私も将来、あんな毛量があるといいな」と憧れたことはありませんか?もし、髪のボリュームやハリ・コシのなさが気になっていたら、美髪のためのケアと一緒に『育毛』も取り入れてみてはいかがでしょうか。

育毛とは、今生えている髪の成長を助けて、より健康的な髪を育てることです。生活の中でできる髪と頭皮に良いことも育毛ですし、育毛ローションやトニックといった育毛剤を使用することも同様です。これらのことを同時に習慣化することで、今ある髪を健やかな状態で長く保つことが可能です。

今回は、育毛に深く関わる6つの習慣と、育毛剤を使用する際の頭皮ケアのポイントをお伝えいたします。いくつになっても、若々しさと自信あふれるあなたでいられるよう、今日からできることを参考にしてみてくださいね。

薄毛や抜け毛の主な原因

年齢と共に、髪のボリュームは少なくなっていきやすいというイメージがありますが、本当にそうでしょうか?薄毛や抜け毛には、どのような原因が考えられるのか見てみましょう。

薄毛や抜け毛には、さまざまな原因が潜んでいるといわれています。ストレスや過度なダイエット、甲状腺機能の異常などの病気、出産、閉経などなど、ホルモン分泌に関わる事が要因となっていることもあります。

さらに、生活習慣の乱れからくる、毛周期(ヘアサイクル)の乱れや、遺伝なども関係します。頭皮環境の乱れからは、頭皮の血行不良、毛穴のつまり、頭皮や髪へのダメージ、皮脂の過剰分泌なども大きく影響があるのです。

これらのことを広く見てみると、健康的な体でいることはそれだけ、薄毛や抜け毛も防ぐことにつながると思いませんか?遺伝の場合も、薄毛になりやすい要因を高く持ってはいますが、良い健康状態や頭皮環境が長く続くほど、髪も良い状態が長く保てると考えられます。

そのため、生活習慣を改善したり、ヘアケアを行ったり、薄毛や抜け毛をできるだけ防ぐことが大切です。

育毛のために取り入れたい6つの生活習慣

生活の中でできる育毛に良いことを6つご紹介します。基本的なことですが、ちゃんと髪に良い理由があるのでチェックしてみてください。

十分な睡眠をとる

頭皮の新陳代謝やダメージの修復、髪の成長には、成長ホルモンが深く関わっています。成長ホルモンは、とくに深い睡眠をしているときに多く分泌されるため、質の良い眠りが髪の成長には欠かせません。睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌は低下し、髪をつくるたんぱく質の合成が不十分になる可能性が高まります。それによって、痩せて細く、切れやすい、抜けやすい毛になりやすくなってしまうのです。

睡眠時間の目安は、6~8時間。成長ホルモンが一番多く分泌されるのは、睡眠直後90分ほどの深い眠りの時間帯といわれています。いかに寝始めてすぐに深い眠りにつけるかがカギ。気持ちの良い入眠となるように、テレビやスマホは就寝1時間前には視聴しないようにしましょう。

たんぱく質を積極的に摂る

髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質で構成されています。そのため、髪の材料であるたんぱく質を積極的に食事へ取り入れましょう。ビタミン類やミネラル、亜鉛、鉄などの栄養も見直し、バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。

・たんぱく質…毛髪の85%がケラチンで構成されている。
・ビタミン類…体内で生成できないものが多い。健康機能や食事で摂った栄養の代謝に必要。
・亜鉛…AGAに関与する5αリダクターゼを阻害する作用があると考えられている。
・鉄…酸素や栄養分を運ぶのに必要。不足すると毛が細くなり、抜け毛が増える。

有酸素運動をする

有酸素運動は、全身の筋肉を動かすことで血行が促進され、酸素と栄養素が効率的に運ばれるようになります。すると、髪の毛根にある、髪を生み出すよう指令を出す「毛乳頭細胞(もうにゅうとうさいぼう)」に、血液と栄養が流れ、髪をつくる「毛母細胞(もうぼさいぼう)」の髪を成長させる働きが活性化されます。

有酸素運動は、週に3~5回、1日20分程度行えると良いでしょう。運動例として、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳、筋肉トレーニングなどがありますので、自分の体力や自由になる時間に合わせて、ルーティン化できるといいですね。

リラックスできる時間をつくる

ストレスが溜まると、交感神経が優位になり、体が緊張状態になります。そして、血管や筋肉が収縮するためさらに血流が悪くなります。その状態が長く続くほど、体の組織の酸素が欠乏し、新陳代謝の悪化につながります。

また、交感神経が優位な状態は、寝つきが悪くなり、眠りが浅いなど睡眠の質に悪影響を及ぼします。このことから髪の成長に関わる、成長ホルモンの分泌が十分に行えなくなってしまう可能性が高くなるのです。

そのため、忙しい毎日の中でもリラックスできる時間をつくることが大切です。アロマを焚いたり、ゆったりとした気分にさせる音楽を流したり、ヨガやストレッチで体を伸ばし緊張状態をほぐすのもおすすめ。また、半身浴は、体の芯が温まり、汗をしっかりかくことで日頃溜まった老廃物を出すことができ、すっきり感も得られるでしょう。

仕事柄、室内にいることが多い人は、時間を設けて外気浴など、外の空気と光に触れて気持ちと共に体をリフレッシュさせることも大切です。さらに、自分の好きな趣味に没頭するのも、自分を取り戻す時間として積極的に取り入れると良いでしょう。

タバコは減煙や禁煙をする

タバコに含まれるニコチンは、血管収縮作用があり、毛細血管の血行が悪くなります。毛根に届く血管は毛細血管なので、影響を受けやすいというのが、喫煙と薄毛のメカニズムです。髪に必要な栄養が届きにくくなる可能性があるので、血行不良の原因となるタバコはできるだけ避けるべきでしょう。

口さみしいときは、ガムや飴をなめるようにして紛らわせたり、タバコを吸いたくなる場所には行かないようにする、タバコで気分を変える習慣をやめるなど、別のものに気持ちを切り替えるようにして、喫煙回数を減らしたり、ストレスにならない程度に徐々に減らしていけると良いですね。

頭皮マッサージをする

頭皮を直接マッサージすることで、血流を促すことができます。その際、育毛トニックなどを使うことでより効果的に育毛を行うことができます。

頭皮マッサージをする際には、ゴシゴシと強い力を入れ、摩擦させるような刺激はNG。毛根の細胞にダメージを与えてしまう可能性があります。また、地肌を傷つけてしまうと、乾燥や炎症を招く場合もありますので、何事もやりすぎないことが大切。マッサージを行う頻度も1日1回程度で十分効果的です。

育毛剤を使用する際のポイント

男性用・女性用に共通する、育毛剤を使用する際の効果的な使い方です。これを知っておかないと、誤った使い方で、逆効果になってしまう場合もあるのでしっかり覚えておきましょう。

頭皮が清潔な状態で使用する

育毛剤は、洗髪後の清潔な頭皮に塗布することを基本としています。毛穴に汚れや皮脂、スプレーなどのヘアスタイリング剤がついた状態だと、育毛剤の浸透*を妨げてしまうためです。シャンプーでしっかりオフした後、髪や頭皮がしっかり乾いた状態で使用します。髪が濡れていると、育毛剤が浸透*しにくく、雑菌も繁殖しやすくなり、頭皮トラブルにつながりやすくなるからです。

入浴後、ドライヤーで髪を乾かした後や朝のスタイリング時に使用するようにしましょう。
*角層まで

適量と使用方法を守る

育毛剤は、一度に使用する量が少なすぎると十分な効果が期待できませんが、逆に過度に使用すると、頭皮や髪がベタつき、雑菌の繫殖につながる恐れがあります。たくさんつければ効果が高いというものではありませんので、適度な使用量で使うべきです。

商品ごとに決められた量や使用方法を守ることで、効果を引き出しやすくなるよう考えられていますので、使用前に使用量をパッケージ等で確認してから塗布してください。

継続して使用する

育毛剤の効果は、短期間で実感するものではなく、長期的な使用を続けることで頭皮環境を整え、抜け毛予防や発毛促進の効果が得られるのです。

育毛剤は、発毛効果のある発毛剤ではなく、頭皮環境を整えたり、抜け毛を抑えたりするもの。育毛に良い土台つくりを行っている途中で止めてしまうことは、元に戻りやすくなってしまいます。効果はすぐにあらわれるものではありませんので、じっくりコツコツと良い頭皮環境を整えるために、最低でも6カ月以上の継続をおすすめします。

育毛で将来の髪と自分へかがやく自信を


20年、30年後の髪を守るためにできる、生活習慣をお伝えしてきました。成長ホルモンの分泌を阻害しない、髪に良い栄養を摂る、良い血流を保つなど生活の中で何気なく行われていることが、健康と髪に大切なことでしたね。ぜひ、これを読んだ今日から、少しずつでも取り入れていきましょう。将来は、髪の悩みではなく、髪の自信へとつながるようにしていきたいですね!



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