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乳液を使う順番はいつ?役割や肌に馴染ませるポイント

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もっちりとした潤い肌を作るために、乳液にこだわりを持っている人も少なくありません。水分と油分がバランスよく配合されていて、保湿ケアに欠かせない乳液ですが、役割や正しく使うタイミングに疑問はありませんか?今回は、そんなお悩みに向けて、乳液の役割や、使う順番、他のスキンケアアイテムとの違いについてお話しします。そして、肌馴染みをアップさせるポイントや、乳液だからできるちょっとした便利な使い方も紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。

乳液の役割と化粧水やクリームとの違い

スキンケアに欠かせない〖乳液〗。
ここでは、乳液の役割や、他のスキンケアアイテムとの違いをみていきましょう。

乳液には、どんな役割があるのでしょう?また、化粧水やクリームとの違いはなんでしょう?それぞれのアイテムごとの役割や特徴を理解することで、アイテム選びが上手くなり、スキンケアの質の向上にもつながります。

乳液の役割

乳液には、肌の水分の蒸発を防ぐ役割があります。みずみずしく伸びのよいテクスチャーのものが多く、基本的には、化粧水や美容液の後に使用するアイテムです。「べたつくから苦手」という理由から使わない人も多い乳液ですが、美しく健やかな肌のためには水分と油分のバランスが重要なので、化粧水と乳液はセットで使うことが大切です。

乳液と化粧水・クリームの違い

【化粧水】
化粧水は、肌にうるおいを与えてバリア機能を助ける役割があります。化粧水の主な成分は水で、全体の80~90%を占めています。油分が配合されていないのもが多く、化粧水で与えた水分は蒸発しやすい特徴があります。化粧水のあとは、せっかく入れた水分が逃げないように、乳液やクリームを塗りましょう。

【乳液】
乳液には、肌の水分を逃さないよう蓋をする役割があります。化粧水と比べると水の配合量は70~80%程度とやや少なめのものが多く、その分、油性成分が配合されています。ちょうど化粧水とクリームの中間的な成分配合となっています。水分と油分のバランスがよく、クリームと比べて肌馴染みがよいのが特徴です。また、保湿効果に加えて、肌を柔らかくする効果も期待できます。

【クリーム】
クリームも乳液と同様に肌の水分の蒸発を防ぐ役割があります。しかし、乳液よりも油性成分が多く、乳液に比べて保湿効果を長時間持続させることが期待できるため、「とにかく肌の乾燥が気になる!」という方におすすめです。テクスチャーは、乳液に比べて固めでこっくりとした使い心地のものが多い傾向です。

乳液の必要性

水分補給のために化粧水は必要不可欠ですが、角層にとどまらずに蒸発しやすい特徴も。せっかく入れた化粧水の水分を蒸発させないよう、皮脂膜のように優しく守ってくれるのが乳液です。健やかな美肌を維持するためにも、水分と油分の両方を補って肌のモイスチャーバランス※を整えましょう。そのためにも、化粧水と乳液は併用して使うことがおすすめです。また、特に乾燥が気になる時期には、化粧水、乳液にプラスしてクリームも使うことで、より高い保湿効果が期待でき、乾燥しらずのしっとりとした美肌を目指すことができます。
※角層に存在する水分、脂質、天然保湿因子(NMF)による肌のうるおいバランスのこと。

乳液はいつ使う?保湿アイテムを使う基本の順番

乳液のもつ効果を十分に発揮させるため、正しく使うタイミングを理解しましょう。

保湿アイテムを正しい順番で使えていますか?実は、スキンケアアイテムは使う順番が違うと、本来の効果を十分に発揮できないことがあります。スキンケアの効果をしっかりと実感できるように、それぞれのアイテムを使う正しいタイミングをみていきましょう。
※これからお話しする内容は、あくまでも基本となる順序になります。
実際には、パッケージに記載されている説明を読みながら使うようにしましょう。

1.美容液

先行型美容液は、ブースター(導入美容液)とも呼ばれており、洗顔後すぐ化粧水の前に使います。ハリウッドでは創業以来、「美容液は一番初め」を基本としています。
美容液には、角質をやわらかくする成分や肌を整える成分が配合されていて、次に使う化粧水などの効果を高めてくれるアイテムです。しかし、先行型ではない美容液は化粧水のあとに使うことが多いため、パッケージに記載されている順番に従うようにしましょう。

2.化粧水

化粧水は、洗顔後すぐに使う、もしくは先行型美容液(ブースター)の後に使うことが多いです。水分を十分に与えるためにも、たっぷりと使用することがおすすめです。そして、「塗布するのは手が良いの?それともコットンを使った方がいいの?」という疑問を抱えている方も多いですよね。
ハリウッドでは、コットンの使用を基本としておりますが、刺激を控えたいなら手で塗布するのがおすすめです。たっぷりと手にとり、両手で顔を包み込むようにして、肌の角層の奥深くまでじんわりと浸透させましょう。また、化粧水を顔の隅々までムラなく付けたいなら、コットンを使うのがおすすめです。コットンがひたひたになるくらいの量を使って、摩擦が起きないよう優しく丁寧に肌になじませましょう。

3.乳液

乳液は、美容液や化粧水のあとに使用することが多いです。先ほどもお話しした通り、乳液には油分がふくまれており、水分の蒸発を防ぐ役割があります。つまり、化粧水で補った水分や美容液の栄養分を、肌に閉じ込めて逃がさないようにする働きをしています。乾燥肌の人は、水分も油分も少ない状態なので、たっぷりの量を使うのがおすすめです。また、テカリが気になるからと脂性肌と決めつけて乳液を避けるのは考えもの。肌の乾燥によって、皮脂の分泌が多くなっている場合はインナードライ肌になっている可能性も。どうしても油分が気になるなら、使う量を少なめにするなど調整をして、水分も油分もどちらも補いましょう。

4.クリーム

乳液とクリームを両方使う場合には、乳液の後にクリームを使います。どちらかだけでも良いですが、乳液とクリームを併用することで、乾燥しにくく、よりしっとりとした肌を目指すことができます。クリームを顔全体に塗るのが重く感じる人は、顔全体は乳液、乾燥の気になる目元や口元のみクリームを重ねるのがおすすめです。そして、季節や肌の状態、または使うメーカーの使用手順などを考慮しながら、乳液とクリームの両方を使うのか、どちらかのみを使うのか、部分的に使うのかなど自分に合った使い方を探してみましょう。

乳液を馴染ませるポイント

乳液を上手に馴染ませるための2つのポイントをご紹介します。

せっかく使うなら、より実感できるような使い方ができると嬉しいですよね。ちょっとしたコツで肌馴染みをアップすることができます。ここでは、乳液をうまく馴染ませるための、誰でも簡単にできる使い方のポイントをご紹介します。

始めに額・頬・鼻・あごなどに乳液を置く

手のひらに乳液を出したら、額・両頬・鼻・あごに5点置きしましょう。はじめに各パーツに置いてから、顔全体に伸ばし、肌に馴染ませることで、顔全体にムラなく塗ることができます。

仕上げに優しくハンドプレスをする

乳液を顔全体に塗り広げた後は、手のひらで顔全体を包み込んで、軽く押さえるようにハンドプレスを行いましょう。このとき、手のひらから顔へ、じっくりと体温を伝えるのがポイントです。そうすることで、肌馴染みがアップし、乳液を角層にいきわたらせることができます。ハンドプレスの際は、肌への刺激にならないよう優しく行うようにしましょう。

乳液の便利な使い方

ここでは、知っていると特になる、乳液の便利な使い方をご紹介します。

水分と油分のバランスがよく配合されていて、肌馴染みがよい乳液。実は、それゆえにちょっとしたアレンジが可能です!ここで一つ、日常で使える、ちょっと便利な乳液の使い方をご紹介します。

ファンデーションに混ぜる

秋冬は寒暖差や暖房などの影響で肌が乾燥し、リキッドファンデーションが時間とともに悪目立ちしやすい時期。そんな時は、ファンデーションに乳液を混ぜることで、保湿効果が高まり肌に密着しやすくなります。混ぜる割合はお好みですが、リキッドファンデーション3:乳液1くらいがファンデーションの色味もしっかり残るのでおすすめです。しっかりと手のひらで混ぜ合わせてから、顔に広げましょう。また、同様にコンシーラーに混ぜて使うのもおすすめです。

乳液を正しく使って潤いもっちり美肌を目指しましょう


今回は、乳液の役割や使う順番についてお話ししましたが、いかがでしたか?他のスキンケアアイテムとの違いを理解して、正しい順番で使うことで、今まで以上にスキンケアに手ごたえを感じることができます。この記事の内容を参考に、スキンケアに乳液を取り入れて、潤いもっちり美肌を目指しましょう。