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おでこが肌荒れする原因は?予防するためのスキンケアと生活習慣

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つるんとした丸いおでこは女性の憧れですよね。マスク生活で、目線が今まで以上に顔の上半分に集中しやすく、おでこは特にキレイにしておきたいパーツではないでしょうか?でも、前髪がふれたり、手で触わることが多かったりと、なにかと刺激を受けて肌荒れを起こしやすいパーツです。そんなデリケートなおでこを守るべく、肌荒れを起こす原因と、そうならないための予防策をみていきましょう。

おでこの肌荒れの主な原因

おでこが肌荒れする原因には、どんなことが考えられるでしょう?

ニキビができやすい思春期のみならず、大人になっても意外と悩むことがおおい「おでこの肌荒れ」。それには、さまざまな原因が考えられます。まずは原因を知って見直しすることから始めてみましょう。

ホコリや雑菌

おでこは汗をかきやすく、汗をかいた皮膚はホコリや雑菌などが付着しやすくなっています。おでこから出た汗や皮脂をそのままにしておくと、雑菌が繁殖し、ニキビや炎症につながる可能性があるので注意しましょう。また、前髪を触る癖のある人も要注意です。前髪を触るついでに雑菌が付いた手で何度もおでこを触ることになるため、気が付かないうちに肌荒れリスクを上げているかもしれません。

髪の毛の刺激

おでこは顔の中でも皮脂分必の量が多く、皮脂が詰まりやすいパーツです。それに加え、前髪があるとほぼ1日中おでこの皮膚を刺激し続けていることになり、肌のバリア機能※を低下させる原因となりやすい状態です。そこに、ホコリや汚れなどが、髪を通しておでこに触れることでニキビなどの肌荒れを起こす可能性があります。また、肌荒れを隠すために前髪でおでこを隠すことによって、さらに状態が悪化してしまうことも考えられます。
※バリア機能は、肌に本来備わっており、外的刺激や乾燥から皮膚を守る役割をいう

整髪料の刺激

髪をキープするための整髪料も刺激となります。ヘアスフレ―やワックスなどの整髪料がおでこに付くことで、毛穴を詰まらせたり、菌を繁殖させたりしてしまい、肌荒れが起きてしまうことも。特に、スプレータイプは髪だけでなく直接肌にかかることもあるため、使う際には注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れ

10代などの若い世代の人によく見られる、Tゾーンにニキビなどの吹き出物が大量発生するのは、思春期のホルモンバランスの影響によるものが多いですが、大人になってからもホルモンバランスが原因でおでこが荒れることがあります。
特に、女性は生理周期などで男性ホルモンのような性質をもつ黄体ホルモンが増えるタイミングがあり、皮脂の分必が増え毛穴が詰まったりニキビができやすくなったりするなど、大人になってもホルモンバランスの影響を受けています。また、過度なストレスや寝不足なども、ホルモンバランスが乱れる原因となります。

おでこの肌荒れを予防するスキンケア

おでこを健やかに保つための、正しいスキンケアについてお話しします。

おでこを健やかに保つためには、丁寧なスキンケアが大切です。特に、気を付けたいのが汚れを落とすための洗顔と、保湿です。ここでは、肌荒れを予防するための正しい方法をご説明します。

優しく丁寧に洗顔する

肌荒れを予防するためには、まず朝晩の洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。ただし、ゴシゴシ洗いや洗い過ぎなど、肌への刺激はバリア機能の低下につながるため正しく洗顔をすることが大切です。まずは、正しい洗顔の方法をおさらいしてみましょう。

【正しい洗顔方法】
1日2回(朝と夜)
①手を洗って清潔な状態からスタート
②洗顔料をしっかりと泡立てる(洗顔ネットを使うと簡単)
③皮脂の多いTゾーンから泡をのせる
③直接手で顔に触れないよう、顔全体に優しく泡を広げる
➃32~38度のぬるま湯で、髪の生え際やこめかみまでしっかりとすすぐ

洗顔は、朝と夜の2回が基本です。それ以上だと、肌に必要なうるおいまでとり過ぎてしまい、かえって肌荒れの原因となるため、洗い過ぎは禁物です。
まずは洗顔の前に、手を洗って手の汚れや雑菌を落としましょう。そして、肌を刺激しないように洗顔料はよく泡立てて、直接手が肌に触れないよう、「皮脂の多いパーツ(Tゾーン)」から順番に泡をのせ、肌の上で泡を転がし、泡に汚れを吸着させるイメージで優しく洗顔するように心がけましょう。ゴシゴシと力を入れて洗顔すると肌を傷つけてしまう危険性があります。最後は、すすぎ残しがないように、しっかりとすすぐようにしましょう。すすぎが甘いと、毛穴を詰まらせる原因となります。髪の生え際やこめかみまで、しっかりと丁寧にすすぐことで肌荒れの予防につながります。

【おでこの肌荒れを予防する洗顔のポイントまとめ】
・朝晩洗顔する
・洗顔料はしっかりと泡立てる
・泡は皮脂の多い箇所からのせる
・肌は擦らず泡を転がすように
・髪の生え際までしっかりすすぐ

肌を十分に保湿する

おでこは皮脂の分泌が多い部分ですが、反対に乾燥しやすいパーツでもあります。肌を健やかに保つためには、乾燥しないよう十分な保湿が欠かせません。洗顔後は、化粧水で肌の角質までひたひたにうるおし、化粧水の水分を逃さないようにするため、乳液やクリームでうるおいにフタをしましょう。また、保湿力の高い美容液を投入するのもよいでしょう。美肌のカギとなるのは、水分と油分のバランスを整えることです。丁寧に保湿をして、バリア機能の低下を防ぎキレイなおでこを目指しましょう。

おでこの肌荒れを予防する生活習慣

ここでは、おでこの肌荒れを予防するための5つのポイントをご紹介します。

おでこの肌荒れは繰り返しやすく「また荒れちゃった…」とがっかりすることが多い場所。そうならないよう予防するために、気を付けたい生活習慣についてお話しします。

洗髪の際はしっかり流す

シャンプーやリンスのすすぎ残しは、ニキビの原因となるアクネ菌を増殖させるおそれがあります。流す際は、髪の生え際も意識してすすぎ残しを防ぎましょう。また、シャンプーやリンスのボトルを詰め替える時は、ボトルをキレイに洗って乾かしてから使うことで、雑菌の増殖を防ぐことができます。

十分な睡眠を取る

深く上質な睡眠を心がけましょう。なぜなら、美肌をサポートしてくれる成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるからです。上質な睡眠をとるためにも、就寝前にはブルーライトの出るスマホやPCなどを避ける、お気に入りの香りを枕元にスプレーする、心地の良い寝具や枕を使うなど、リラックスできる環境作りをしてみましょう。

ストレスを溜めすぎない

ストレスをためすぎないよう、心の健康も大切にしましょう。心と体は密接に関係していて、心のバランスが崩れることで、ホルモンバランスを崩しやすく肌にも影響があります。特に、生理前や生理期間中は無理をせずストレスを溜めないことが大切です。好きな音楽や香りなど、自分の機嫌をとれるようなリラックスする時間をもうける工夫をすることで、ホルモンバランスの乱れを予防し肌荒れの予防につながります。

肌に良い栄養素を摂取する

バランスの取れた食生活をすることは、美肌を保つ基本です。肌の調子を整えるのに役立つ栄養素を中心に食べることで、体の中から美しさをサポートすることが美肌につながります。

【おすすめの栄養素】
タンパク質:肉、魚、卵、大豆など
ビタミンA:ほうれん草、モロヘイヤ、人参など
ビタミンB群:レバー、玄米、納豆、マグロ、カツオなど
ビタミンC:赤ピーマン、イチゴ、レモンなど
ビタミンE:ナッツ類など
亜鉛:牡蠣、アサリ、はまぐり(貝類に多く含まれる)など
必須脂肪酸:青魚、亜麻仁油、アボカドなど
食物繊維:海藻類、オクラ、ごぼう、キノコ類など

刺激を避ける

前髪や整髪剤など、おでこに直接触れてしまうものはできるだけ避けるのがおすすめです。対処法として、おでこを隠さないようなヘアアレンジをしたり、自宅にいる間や入浴後は、前髪がおでこにかからないようにまとめたりするなどの工夫をして、髪が肌に触れない時間を作ることから始めてみましょう。
そして、整髪料を使用する際も、できるだけ使う量を少なくしたり、肌と前髪の間にティッシュを挟んで塗布するなど、直接肌にかからないような工夫が大切です。そして、帰宅したら早めに髪を洗うことを心がけるなど、できるだけ整髪料を付けて過ごす時間を短くすることを心がけましょう。

肌に触れるものは清潔に保つ

寝ている時に直接肌に触れる枕カバーやベッドシーツは、定期的に洗濯しないと不衛生な状態になります。小まめに洗濯して清潔な状態を保ちましょう。また、帽子は布が肌に直接触れるだけではなく、蒸れるため、アクネ菌を増殖させる可能性もあります。着用するなら清潔な状態でかぶるように意識しましょう。

スキンケアや生活習慣を見直しきれいなおでこを目指しましょう

おでこが肌荒れする原因や、予防するために気を付けたい生活習慣の見直しについてお話ししました。前髪や帽子などの刺激が多く、肌荒れを繰り返しやすいおでこは、清潔に保つための工夫やスキンケアなどが大切です。肌荒れの原因になりそうな刺激を、できるだけ与えないようにして、きれいなおでこを目指してケアしていきましょう。