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肌のうるおいを守る保湿方法│乾燥を避けるべき理由とは?

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肌のカサつきが気になる、メイクがのらない、などの肌悩みを抱えていませんか?その原因は、肌の乾燥が原因かもしれません。乾燥とは、肌にうるおいを保てず、水分や油分が不足した状態のことです。肌の乾燥が良くないのはわかってはいるけど、どうしたらいいかわからないと悩んでいる人も多いはずです。ここでは、うるおいを保っている肌の構造や、うるおいを守るための基本的な保湿の方法を解説します。

肌のうるおいを守る仕組みと保湿の大切さ

まずは肌の仕組みを知りましょう。皮膚がどんな構造をしていて、どのような役割をはたしているかを理解することは、うるおいの保たれた肌を守るためには大切なことです。構造や役割、仕組みについて一緒に学んでいきましょう。

私達の人間の皮膚は、人体最大の臓器と呼ばれています。外部刺激から肌を守ったり、水分を保持したりと、とても重要な役割を担っています。皮膚の構造や、役割を知ることで、適切なスキンケアを行うことに繋がります。

肌のうるおいはどうやって保たれている?

肌のうるおいは、皮膚の「バリア機能」によって体内から水分が蒸散するのを防いでいます。また、バリア機能は乾燥や摩擦、紫外線などの外部刺激から私たちの身体を守っています。バリア機能は私たちの皮膚の健康を守るために大切な働きをしています。

では、バリア機能を理解するために、皮膚の構造について学びましょう。

皮膚は大きく分けて、表皮、真皮、皮下組織で構成されています。皮膚の中でも一番外側の表皮は、平均約0.2㎜でサランラップほどの薄さです。表皮は、さらに4層に分かれており、もっとも外側が「角質層」です。角質層は角層細胞が10~20層重なってできています。角質層は、「皮脂」「NMF」「細胞間脂質(主成分セラミド)」の3つの要素の働きによってバリア機能の役割を果たしています。

1.皮脂膜

表面にある皮脂と汗が混じり合ってできた膜のこと。皮脂膜は、外部の刺激から皮膚を守る役割や水分の蒸発を防ぐ作用があります。

2.NMF(天然保湿因子)

アミノ酸が主な成分で角質層の中で水分を保っています。NMFは、水分をつかまえて抱え込む(保湿性)働きがあります。

3.角質細胞間脂質

主成分はセラミドで、水分保持と強力なバリア機能の役割をはたしています。水分と油分の両方の性質をもち、きちんと整列して並び角質細胞同士をつないでバリア機能をサポートしています。

肌の保湿はなぜ大切なの?

乾燥は美肌の大敵です。肌が乾燥するとバリア機能が低下し役割を果たせなくなります。
バリア機能が低下した肌は、紫外線や大気浮遊物などの外的刺激を防ぐことができなくなり、肌トラブルを起こしやすくなります。肌トラブルを防ぐためには、日頃のスキンケアでしっかりと保湿し、肌のバリア機能をサポートすることが大切です。

そのバリア機能に大きく関わっている角質層は、水分と油分の層がミルフィーユ状に重なって構成された「ラメラ構造」になっています。つまり、肌のバリア機能を保つためには水分と油分の両方を補い、徹底した保湿をする事が大切です。

健康的な肌を保ちやすい保湿方法

一時的な保湿ではなく、日常的に健やかで美しい肌を目指すための方法をお話しします。では、それぞれの保湿アイテムの役割や、効果的な保湿の方法を見ていきましょう。

「ちゃんと使っているつもりだけど、なんかしっとり感がいまいち!」と感じている人は、スキンケアの方法に問題があるかもしれません。誤ったスキンケアは、肌が敏感に傾いたり、肌トラブルの原因につながったりします。同じアイテムでも、使い方一つで肌は見違えるほど変わります。また、肌に触れる際は、必ず清潔な手で触ることも忘れずに!

Step1 美容液をぬる

保湿効果のある美容液を積極的に取り入れましょう。美容液は、有用成分を豊富に含んでおり、いわば肌の栄養剤です。「もっとしっとりさせたい!」「今のスキンケアでは物足りない」なんて時は美容液を積極的に取り入れてみましょう。毎日のスキンケアにプラスすることで、肌がぐんとしっとり、イキイキとしてきます。

指定の量を手に取り、手のひらで温めてから額、鼻、両頬、あごに5点づけし、軽くマッサージをするように顔全体に丁寧に広げます。最後はしっかりとハンドプレスして肌の奥に美容成分をしっかり届けましょう。
特に気になる箇所には、重ね付けもおすすめです。

大人の肌には、ローヤルゼリーやコラーゲン、複合ムコ多糖類、水抽出ヨクイニンエキス、プロテオグリカンなどが含まれているものがおすすめです。優秀な成分が豊富に含まれている美容液を使うことで、しっとり艶やかな肌を目指せます。
※角層まで

Step2 化粧水をなじませる

化粧水をつける目的は、うるおいを与えて、肌のきめを整えることです。化粧水はつけ方にも大切なポイントがあります。

まずは、コットンを化粧水でひたひたに満たし、肌に圧を与えず肌の表面をすべらせるように優しくなじま
せます。コットンは手に比べて、肌に均一に化粧水を届けることができます。しかし、敏感肌に傾いている時は手使いましょう。コットンで肌全体に化粧水を巡らせたら、温めた手のひらでハンドプレス。
顔全体を包み込で水分をしっかりと入れ込みましょう。温かい手のひらの熱が伝わって、血行を促進し顔色がパッと明るくなる効果もあります。
水分が足りないなと感じるときは、追加で化粧水を肌に入れ込みます。大人の肌は、水分が不足しがちになっているため、念入りに化粧水を入れこむことで、うるおい満タンでツヤのある肌になります。

そして、コットンを使う際はゴシゴシと肌をこすったり、ひっぱったりする行為は肌を傷つけるためご法度です。肌は何よりも摩擦を嫌います。肌への刺激にならないよう、化粧水でひたひたに満たしたコットンを、肌に圧を与えず肌の表面をすべらせるように優しくなじませましょう。
※角層まで

Step3 乳液をぬる

乳液には、油分が多く、化粧水で補った水分を逃がさないようにする役割があります。バリア機能をサポートするためには、水分と油分のバランスが大切です。化粧水+乳液は必ずセットと考えましょう。

目元や頬などの乾燥が気になる部分から順に、乳液を肌全体に馴染ませ、最後はハンドプレス。乳液に含まれる油性成分で、先に入れた化粧水の水分を肌の内側に閉じ込めます。

乾燥肌の人はもちろん、オイリー肌の人や混合肌の人にも乳液は必要です。皮脂が出やすい人でも、実は肌の内側は乾燥しています。べたつくのが苦手という人は、油分が少なめでライトな使用感のものを選んで使うようにしましょう。

Step4 クリームを付けて仕上げる

保湿クリームは、スキンケアの最後に蓋をするための役割があります。クリームを使用することで、さらに長時間の保湿効果を期待できます。

基本的な塗り方は、美容液や乳液と同じです。

スキンケアアイテムの中で最も油性成分が多いのがクリームです。油分が多いゆえ、乳液に比べて固めのテクスチャーのものが多いです。しっかりと手のひらで温めてからのばし、顔全体を包み込んで美容成分や水分をギュッと肌の奥に閉じ込めてスキンケアを締めくくりましょう。

また、日中のメイク崩れは、油分不足が原因となっていることもしばしば。油分が不足した肌は、水分が蒸発しやすく乾燥の原因に。朝のスキンケアにも積極的にクリームを投入してみましょう

基本的な保湿方法を試すうえでの注意点

うるおいのある美肌を目指すうえで、基本的な方法の他に注意すべきポイントをまとめました。一度見直しをしてみましょう。
使う量をケチっていませんか?より保湿力を強化するため、アイテムの使用量の目安や、プアラスアルファで付けつるタイミング、また、何年間も同じアイテムを使っているなら、切り替えるサインなどの話をします。
何となくのスキンケアを続けるのは今からやめましょう。美肌を目指すためにも、保湿ケアを行う際は、以下のポイントに気を付けましょう。

保湿アイテムは使用量を守って使う

美容液からクリームまで使っているのに「なんか保湿が足りない」と感じている人は、使う量が少ない可能性があります。基本的にはパッケージに記載された指定の量を守って使いましょう。それより少ない量だと摩擦を起こして、肌を傷つける可能性や、アイテムの本当の効果を感じにくくなる可能性があります。

しっかりと保湿をするなら、指定量プラスアルファの量を使うのがおすすめです。特に化粧水は、肌にうるおいを与え、きめを整える役割を果たすため、少ないと乾燥の原因になります。
化粧水であれば、コットンで付けた後に重ね付けをしたり、乳液やクリームは布団に入る直前に付け足したりするなどたっぷりと量を使って、常に肌が乾燥しない状態を作りましょう。

保湿が足りているかどうかを見極めるポイントがあります。それは、手のひらで肌を包み込むように触れた際に、手のひらに吸いつくようなもっちりとした感覚があるかどうかです。顔全体に触れてみて、その感覚が足りないなと感じる部分に保湿アイテムを足してあげることで、潤い不足を補い、肌を均一に保湿することができます。

保湿アイテムは定期的に見直す

肌の水分量や皮脂量は年齢によって変化していきます。それは、目に見える形となって私たちの皮膚に現れます。肌の変化に気が付いたら、エイジングケア※2に本腰を入れるタイミングです。エイジングケア※22は先手必勝!早すぎることはありません。

こんなサインを見逃さないで。

  • ・前より乾燥しやすくなった…
  • ・くすみ※3が気になる…
  • ・メイクのノリが悪くなった…

年齢や肌の調子に合わせて保湿アイテムは定期的に見直しをするとよいでしょう。
私たちの肌は日々刻々と変化しています。肌の水分量がもっとも多い赤ちゃん肌を100%とすると、30代では65%、40代ではそのほぼ半分に減少するといわれています。また、肌の水分の蒸発を防ぐ作用がある皮脂も加齢とともに減少していきます。
さらに、バリア機能に大きくかかわるセラミドも加齢によって減少し、50代になると20代の約半分になるといわれています。10代20代からスキンケアを変えていないという人は危険信号です。一度見直しをしてみましょう。

エイジングケア※2の基本は「保湿」です。
今までさっぱりとしたタイプのスキンケアを使っていたのなら、水分や油分がバランス良く配合されている、しっとりとした少しコクのあるアイテムに切り替えるのがおすすめです。また、ライン使いすることで効果を実感しやすくなります。

そして、エイジングケア※2は継続が肝心です。効果はもちろん、香りやテクスチャーなど「今の自分の肌」が一番心地良い思う保湿アイテムを見つけましょう。ご機嫌になれるお気に入りのアイテムを使うことによって、日々のお手入れの時間が楽しみになり続けやすくなります。

※2 年齢に合ったお手入れのこと
※3 乾燥により肌がうるおいを失くした状態

保湿を強化して年齢を感じさせない肌に

乾燥した肌は、きめが乱れ、肌にハリのない印象に見えてしまします。逆に、うるおいに満ちた肌は、多少シミやシワがあっても一つ一つの角質細胞にツヤがあって美しく見えます。保湿の大切さを理解して、まずは基本から取り組んでみて下さい。

重要なことは、

  • ・保湿成分に特化した美容液を取り入れる
  • ・水分と油分をバランスよく肌に与えてあげる
  • ・うるおいが足りなければ付け足しをする
  • ・アイテムの最後は、肌の奥に入れ込むように手のひらでハンドプレス

丁寧な保湿を重ねた分だけ、肌はきっと応えてくれるはずです。
「今の自分の肌」に合ったアイテムで保湿を強化し、若々しく年齢を感じさせない肌を目指しましょう。
※角層まで