【美容プランナー 西村直子 連載 100年のキレイ】 Vol.02 お行儀のよい角層を育み澄み渡る肌を手に入れる酵素パック習慣のススメ
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人生100年時代。皆さまの美と健康に末永く寄り添う記事をお届けすべくスタートした美容コラム【100年のキレイ】。ナビゲーターは、美容プランナーとしてさまざまな媒体で活躍する西村直子さん。
第2回目は、角質ケアのお話。古い角質の蓄積による乾燥やくすみ、肌荒れといったトラブルについて。その原因や対策のために毎日のスキンケアでは何を意識すべきかについて、ご教示いただきました。
古い角質が肌表面に滞ることのデメリットとは?
乾燥やザラつき、くすみ、肌荒れ。私たちを悩ませる“肌の治安の悪化”の原因のひとつが、古い角質の蓄積。年齢を重ねるほど日々の洗顔だけでは落としにくくなり、ランダムな状態で肌表面に残ってしまうのです。
“乾燥肌だから角質を落とすケアは要らないのでは”や“自分の肌に古く余分な角質があるのかわからない”などの疑問。そのような時、目安の一つとしてわかりやすいのが、ファンデーションのノリ。「下地だけの方が、肌が綺麗に見える」と感じていたら、それがサインです。余分な角質がまばらに蓄積し均一にファンデーションを伸び広げることが難しくなっている状態。
古い角質が滞った肌の表面をそのまま放置するとバリア機能が乱れ、その下にある細胞の並びにまで影響してしまう…。そんなお行儀の悪い細胞の並びが、乾燥、シミ、シワといったエイジングサインや、ニキビ、肌荒れといったさまざまな肌悩みの引き金となってしまうのです。
その悪循環を断つためにお勧めしたいのが、定期的に古い角質を取り除く角質ケアで、肌表面をなめらかに整えること。つまり肌の一番上の細胞の並びをお行儀よくしつけることで、バリア機能が均一化され、その結果、新たに生まれる細胞も秩序よく整列し、健康な肌が育つイメージです。さらに続けることで新陳代謝のサイクルもスムーズに促されます。
また、角質ケアの即効的なメリットとして、肌の透明感が高まり、なめらかな手触りに。次に重ねる化粧品の浸透力が高まるという点もあります。
穏やかな角質ケアの代表格がタンパク質分解酵素
では次に、どんな方法によって古い角質を取り除くか、が課題になってきます。古い角質を取り除くケアとして、スクラブやレーザーなどで物理的に角質を剥がすタイプや、各種美容成分による化学反応によって細胞を構成するタンパク質を分解して取り除くタイプなど、さまざまな種類があります。
注意すべきは、肌に合わない角質ケアを繰り返すと角層が薄くなってしまう危険性があるということ。角層をスポンジに例えて想像してみてください。スポンジが薄くなると水分含有量が少なくなりますよね。お肌がそのような状態になると肌が乾きやすくなり、ハリ感が低下。バリア機能にまで影響が及ぶことも。私が目指すイメージは、ふかふかと厚みがあり水分をたっぷり含むことができる滑らかで柔らかなスポンジのような角層なのです。
理想の角質ケアの条件は、“肌への刺激が少なく古い角質だけをオフする”ことです。
そこで注目すべきなのが、マイルドで肌への刺激が少ないといわれるタンパク質分解作用を備えた“酵素”によって、古い角質を穏やかにゆるめて取り除くというもの。そう、ハリウッドが60年以上も前から提唱してきた「酵素パック」がまさにそう!
ハリウッドのアイコン、酵素パックの魅力
ハリウッドの「酵素パック」は、酵素コスメのパイオニアとして長年愛されているブランドを象徴する製品のひとつです。累計売上800万個以上で、2021年からは京都の人気テキスタイルブランド、SOU・SOUとのコラボデザインが採用され新たな人気を呼んでいます。
製品に使われているタンパク分解酵素は、糖質や脂質など他の成分は分解せず、余分な角質のみを穏やかに分解するのが特徴。洗顔では落としきれない毛穴の汚れや古い角質を落としつつ、ハリや潤いを保ちながら透明感のあるなめらかな肌へ導きます。
そして何といっても、ハリウッドの酵素パックのユニークなところは、パウダーとクリームとのブレンドスタイル!ひと手間かけるスタイルですが、毎回作りたての“フレッシュな酵素パック”を使用することができるうえ、使用シーンに合わせて“濃度や量、使用時間が調整できる”というオリジナルレシピが出来るのです。
乾燥が気になるときはパウダーを控えめにして短時間で流したり、ザラつきが気になる背中やデコルテなど、ボディには濃度を高めて放置時間を長めにしたりとパーソナルなアレンジが簡単にできるのです。また、パウダーとクリームが別売りになっているため、どちらかが先になくなってもムダなく使えるところが経済的で嬉しい!
一方、手軽に済ませたい時には便利な計量いらずの使い切りセットや、初めての方でも気軽にトライできるミニセットがあるところも見逃せません。旅先にもポーチインしやすいですね。
私自身、肌のコンディションやイベントなどに合わせてこちらの酵素パックを取り入れています。
角質ケア後の保湿ケアで健康な角層を育てる
酵素パックで古い角質を取り除いた肌のキメは、まっさらに整った状態。その均一なキメをキープするためには、たっぷりの潤いを入れ込んでバリア機能をサポートする保湿ケアが必要です。
ハリウッドの美容液「AUSEバランサーR」は、パック後の肌に使用するアイテムとしてお勧めです。うるおいをすみやかにチャージ&保持して、健やかなターンオーバーをサポートします。
とろみのあるこちらは穏やかに肌に馴染み、しっとりと包み込むような優しさを感じます。まっさらなお肌にピュアに浸透させたい美容液としておすすめ。
AUSEバランサーは、スキン(S)、ボディ(B)、マインド(M)のバランスを整え、美しさを基礎から整える“SBM美容法”に基づいて開発された高保湿美容液。こちらのRタイプはコクのある感触で、しっかりとした保湿感がありながらもべたつかない美容液。酵素パックの後や洗顔後すぐに使用することで効果的に肌をみずみずしい潤いで満たし、その後に使うスキンケアアイテムの浸透をサポートします。
さらに導入美容液のあと、スーッとより入り込むローションを重ねるとパンと弾力のあるハリとツヤを感じます。保湿力が続くのも嬉しい。
みずみずしい質感で角層を満たし、しっかりとうるおいを実感できる保湿ローション。好みの仕上がり、質感で選べる2タイプ。
AUSE スキンケアラインは、肌に現れる現象と酵素との関係に着目。水分と油分のバランスを整え、肌のホメオスタシス(恒常性)をサポートすることで。皮膚に本来備わっている能力「肌力(キリョク)」を保つのが特徴です。
角質ケアは「剥がすというより肌の代謝を促す」というイメージで取り組んでいただきたい美しいお肌を育てるための大事なケア。ハリウッドの酵素パックは、肌を傷めずに角質ケアができる安心感が長く愛されている大きな理由の一つです。また、その日の肌に合わせてパーソナルな使い方ができるアイテムだから今もなお、いや、皮膚生理の意識が高まっている今だからこそ、支持されているのだと納得です。全身に使えるアイテムとしても頼もしく、酵素パック上級者は、手の甲や唇など細部のパーツケアとしても活用されています。私も時間が空いた時に、年齢が出やすい手の甲など頑張る自分への慈しみケアとして取りいれています。濁りのない健やかな肌は毎日の暮らしの彩りまでが鮮やかに感じます。是非お試しあれ。