1. 酵素化粧品とインナーケアのビューティセラーオンライン
  2. 美容ジャーナル
  3. スキンケア
  4. シート(フェイス)パックの基本的な使い方|活用して十分な保湿を!

シート(フェイス)パックの基本的な使い方|活用して十分な保湿を!

公開


更新

シートパックは、フェイスパック、フェイスマスクなどとも呼ばれる、シート状のパックです。毎日のスキンケアで物足りなさを感じたときや、デートや結婚式、お友達に会う日など、特別なシーンでいつもよりキレイに魅せたいときなどに、活用したくなる商品です。肌に乗せるだけで、手軽に美を引き上げてくれる優れもの。シートパックを剥がした後のうるうる肌には、保湿ケアの質が上がった実感ができ、思わず嬉しくなってしまうことも。

ですが、使い方を間違えると逆効果になってしまうこともあるのです。そこで今回は、シートパックの効果的な使い方や注意点をお伝えします。正しい使い方を知って、美をより一層磨いていきましょう。

シートパックを使うメリット

パックの中でも「手軽さ」という点で、人気のシートパック。その他には、お肌にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?詳しく解説していきます。

保湿成分が角質層まで浸透しやすい

シートパックのシートには、美容液がたっぷりと染み込んでいます。そのシートを肌にピッタリと密着させることで、保湿成分の蒸発を防ぐことができます。通常のスキンケアよりも長い時間、肌の上に美容液が留まることで、美容成分を角層のすみずみまで浸透させることができます。

肌の最外層は角層と呼ばれ、厚さはわずか0.02ミリです。角層は保湿機能とバリア機能を果たし、水分を保ち、ほこりの侵入を防ぎます。角質層には、天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質などに含まれるセラミドといった保湿成分がありますが、これらの成分には水分を吸収して保持する力を備えています。シートパックを使い、美容成分と共にうるおいを与えることで、より一層、透明感あふれる、みずみずしいお肌を保つことができます。

肌への摩擦を軽減しやすい

スキンケアの鉄則として「摩擦を与えない」ことが非常に重要です。その点、シートパックは、肌に乗せるだけで保湿ケアができるので、手で塗るよりも摩擦を最小限に抑えられます。化粧水や乳液を重ねて手が触れる頻度が多い場合や、パッティングで刺激を与えてしまいがちな場合にも、摩擦の頻度を減らせるパックでの保湿はおすすめです。

シートパックの種類では、「オールインワンタイプ」のシートパックもあります。このタイプでは、化粧水や美容液のステップを飛び越えて、保湿が一度で完了できます。手間がかからず簡単にスキンケアができるため、忙しい人や、ついついスキンケア時に力を入れてしまう人にとっても便利です。

肌の悩みに合ったスペシャルケアができる

肌の悩みに合ったスペシャルケアができるシートパックは、週に1回程度で活用されることが多くあります。1枚のシート中に保湿成分や美容成分などが豊富に含まれているため、お肌のコンディションに合わせたケアが可能です。

例えば、乾燥肌の方には保湿成分がたっぷりと配合されたシートパックがおすすめです。また、肌トラブルが気になる場合や、年齢肌が気になる場合などにも、肌悩みやエイジングケア*に合わせた成分で集中ケアができます。

スペシャルケアは、普段のスキンケアに加えて行うことで、さらに肌の状態を整えやすくなり、日々のスキンケアをより効果的にすることが期待できます。
*年齢に応じたお肌のケアのこと

シートパックの基本的な使い方

ここでは基本的なシートパックの使用方法をご紹介します。アイテムによっては、ベースのスキンケアが必要ないものもあるので、商品の説明を読んでから行ってください。

Step1. クレンジングや洗顔でメイクや汚れを落とす

シートパックは、必ず洗顔を終えたお肌に使用しましょう。汚れが残った状態でパックをすると肌トラブルになる恐れもあるので、たっぷりの泡で丁寧に洗ってください。皮脂や汚れを落とした後は、シートパックの美容成分をより角層のすみずみまで行き渡らせることができます。

Step2. 顔の水分をタオルで拭き取る

洗顔後は、肌に摩擦を与えないように、タオルに水分を吸収させるように拭き取ります。拭き取った後は、肌のコンディションに合わせて、化粧水をつけて肌を馴染ませておきましょう。シートパックの中には、化粧水でのスキンケアが必要ないアイテムもあるので、使用方法を確認してみてください。

また、シートパックは夜行うことが多いかと思いますが、朝もおすすめです。メイクノリも良くなる他、お肌の色も良くなりキレイに見えるので、特別なお出掛けの前にパックするのも良いでしょう。その際は、シートパックを顔に付ける前に、30秒ほど蒸しタオルで肌を温めておくと、肌がやわらかくなり角層までの浸透もスムーズになります。

Step3. 位置を合わせてパックを顔に乗せる

シートパックを広げ、目・鼻・口の位置を把握した後、次の順に肌へつけていきます。

1.額にピッタリと隙間のないように貼り付けます。
2.鼻へシートを付けます。このときに目頭部分が浮きやすいので、しっかりと付けてください。
3.頬に当たるシートは、耳に向かって引き上げるように斜めに上げつつ、頬へ密着させます。
4.目の下や気になる目尻周りもきちんとシートが付くように整えます。

このように、少し引き上げてフィットさせるのがコツ。手でアイロンをするようなハリアップ効果が期待できます。

Step4. 10分~15分置く

シートパックを付けたら、10分~15分を目安に待ちます。パッケージに記載された使用時間を守ってつけましょう。

待っている間のおすすめのケアは「パックの袋に残った液体」に注目。この液体には、美容成分がたっぷり入っていますので、シートがついていない目元・口元や、首、手、腕肘、足、かかとなどに塗っておくと、保湿できるのでおすすめです。

Step5. パックを剥がす

時間が経ったらパックを剝がしていきます。パックをたたんでまとめたら、パックのシートが当たっていない、まぶたや耳の裏などに軽く当てて、保湿します。

最後に顔の上に残った液は、手で顔全体をやさしく覆い、肌になじませて完了です。

シートパックを使う際のポイント

シートパックを使って効果的な保湿を行うために、使う際に意識したいポイントがあります。使い方を誤ると、肌を痛めたり、乾燥を進めたりしてしまうなどの逆効果を生んでしまうこともあるので、次の3つのポイントを確認しておきましょう。

シートパックの商品説明に従う

シートパックは、美肌効果を高める成分や、使用方法が製品ごとに独自に研究されて、ベストな状態になるよう工夫されています。そのため、適切な使用するタイミングや使用時間などが製品によって異なります。シートパックのメリットを受け取るためには、パッケージなどでしっかりと商品説明を確認してから使うことが大切です。

シートパックを長時間つけっぱなしにしない

シートパックは、つけながら家事をしたり、動画を観ながらケアしたりなど、「ながらケア」をすることがあるかもしれません。この際、長時間放置することはNG。なぜなら次の2つの問題点があるからです。

1.シートマスクの水分が失われる:
シートマスクの水分は、時間の経過とともに蒸発し減っていきます。長く置きすぎて、シートが乾いてきた状態になると、今度は、お肌の水分がシートの方に吸収されて奪われてしまいます。

2.皮膚がふやけてバリア機能が低下する:
長時間濡れたシートが密着していると、皮膚の表面がふやけて、バリア機能が低下し、角質間細胞脂質のような肌に備わる保湿成分が減ってしまい、逆に肌を乾燥させてしまう原因になることがあります。

上記のことから、肌の負担となってしまうため、パッケージに記載されている使用時間以上に肌につけることはやめておきましょう。

入浴中に使用しない

入浴中にシートパックを行いうことは、血行も良くなりお肌に良さそうなイメージがありそうですが、実は効果が半減する可能性が高いのです。

入浴中は、汗をかくので角質がうるおってきます。すると、せっかくのシートパックに含まれた美容成分が、角層のすみずみまで浸透することができなくなります。ですので、シートパックをするなら、お風呂上りに行いましょう。お風呂上りは、肌が清潔な状態ですし、就寝前は美容に使える時間が確保しやすい時間帯。ゆったり、リラックスした状態で、お肌のために気持ちを使うと美容効果のアップも期待できます。

効果的なシートパックの使い方を知ってうるうる肌な毎日へ


シートパックは、使ったときのお肌のうるうる度に感動するもの。定期的に使い続けていくことで、肌の保湿状態が保たれ、ぷるんとした調子の良い時間が増えていくことに期待ができます。シートパックの適切な使用方法や時間を守って、より効果的に美肌へ導いていきましょう。