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目の下にできるシワの種類と原因|改善のために試したいスキンケア

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「目の周りのシワで一番気になるところはどこ?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?個人差がありますが、一般的に目尻や目頭、そして目の下の三角形の部分にできるシワが気になる人が多いようです。

目尻や目頭のシワは、笑顔や眼精疲労などによってできる表情ジワで、目の下のシワは乾燥やたるみなど様々な要因によってできるシワです。特に、目の下のシワは目の下のたるみと一緒になって陰影を強調するため、老けた印象を与えてしまうことがあります。

最近の傾向では「若いころから目の下のシワに対してコンプレックスがある」という方が増えてきています。
そこで今回は目の下にできるシワの種類と原因、そして改善のために試したいスキンケアやマッサージなどをご紹介します。

目の下にできやすいシワの種類

目の下にできるシワには、年齢によるものや乾燥などの外的要因によるもの、表情や摩擦によるもの、そしてたるみによるものなどがあります。それぞれの種類によって原因や改善方法が異なるため、正確な判断が必要です。まずはシワの種類とそれぞれの原因、簡単な対策方法についてご紹介します。

ちりめんジワ

ちりめんジワは、肌の表面にできる浅く細かいシワのことを指します。目の周りや口元、額など、表情の変化で動きやすい部分にできることが多く、年齢とともに深くなっていくことがあります。ちりめんジワの主な原因は、肌の乾燥による水分量の低下や紫外線ダメージによるものです。また、表情筋の使用頻度が少ないことも原因となる可能性があります。

対策として、
✓保湿成分の多い化粧品などで保湿を心がける
✓エイジングケア化粧品を使う
✓紫外線対策を徹底する

表情ジワ

表情ジワは、表情を作る際に使用される筋肉の動きによってできるシワのことを指します。真顔では目立たないけれど、笑っときや怒った時など一時的に表情が変化したときにあらわれるのが特徴です。ちりめんジワと同様に、目の周り、口元、額など、表情の変化で動きやすい部位にできることが多く、年齢とともに定着し深くなっていくことがあります。

表情ジワの主な原因は、表情のクセを重ねることにあります。また、乾燥や紫外線、加齢によって肌の弾力やハリが失われることのよって、一時的に出来ていたシワが戻りづらくなる可能性ものあります。

対策として、
✓筋肉のクセを弱めるボトックス注射
✓徹底した紫外線対策
✓保湿ケアに重点をおいたスキンケア
✓フェイスマッサージで筋肉の緊張を和らげる

たるみジワ

たるみジワは、肌の弾力が低下することによってできる、皮膚のたるみとともに現れるシワのことを指します。最初は、影になりクマのように見えるのが特徴です。主な原因は、加齢や紫外線などの外的刺激や、ストレスや睡眠不足などの内部要因によって、肌の弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンの生成が低下することにあります。また、パソコンやスマートフォンの使い過ぎにより、まぶたを開閉させる眼輪筋が衰え、目の周りの脂肪が重力で下がることで、たるんで老けた印象を与えてしまいます。

対策として、
✓眼輪筋のトレーニング
✓パソコンやスマートフォンの使用頻度を控える
✓徹底した紫外線対策

目の下にシワができる原因

目の下にシワができる原因は、加齢や紫外線による肌のダメージ、乾燥や睡眠不足、ストレスなど、様々な外的要因や内部要因が影響しています。また、表情筋の使いすぎや目の周りの脂肪の減少も、目の下のシワの原因となることがあります。ここでは、詳しく目の下にシワができる原因について解説します。

乾燥

目の下にシワができる原因のひとつに、乾燥が挙げられます。目の下の皮膚は、他の部位に比べて薄くデリケートで、毛穴が少ないため皮脂分泌量も少なく、特に乾燥に敏感なパーツです。

冷暖房で乾燥した空気、入浴後の肌の水分蒸発、洗顔やスキンケア時の摩擦などが原因となります。そして、年齢とともに肌の保湿能力が低下することによっても、ちりめんジワはできやすくなります。

摩擦

肌をこすって摩擦をすることで、肌の表面を傷つけ、肌細胞のバリア機能※を低下させることで、シワの発生を引き起こすことがあります。先ほども話しましたが、目の周りは他の皮膚と比べても、特に薄くデリケートなため、摩擦によるダメージが顕著に現れやすいパーツなため注意が必要です。

※肌のバリア機能とは
外部からの刺激や紫外線などのダメージから肌を守り、肌内部の水分や栄養分を保持する役割を持っています。肌のバリア機能は、表皮の角質層にある「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」によって構成されています。バリア機能が低下すると、肌の乾燥や刺激に対する耐性が低くなり、肌トラブルの原因となることがあります。

眼精疲労

眼精疲労もシワの原因となります。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用など、目を酷使することで目の疲れがたまり、目の周りの筋肉が緊張してしまいます。このような状態が続くき、血行が悪くなることで、シワを引き起こす可能性があります。

血流が悪いと、皮膚に必要な栄養素や酸素が不足し、老廃物の排出もスムーズに行われません。その結果、肌の新陳代謝が低下し、シワやたるみが目立つようになります。

加齢

年齢とともに、肌のハリや弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンといった主要な成分が減少します。そうすると、皮膚の弾力性が低下し、目の周りの皮膚がたるんでシワができる傾向があります。

また、加齢によって体内のホルモンバランスが変化することで、皮膚の保水力が低下することも影響しています。このため、目の周りの皮膚が乾燥しやすくなり、シワができやすくなる傾向があります。

目の下にできたシワのケア方法

目の下にできたシワをケアするには、スキンケアや生活習慣の改善が効果的です。目の下にシワができる原因には、加齢や乾燥、眼精疲労などがありますが、適切なケアを行うことで改善を目指すことができます。ここでは、目の下のシワのケア方法についてご紹介します。

重点的に保湿ケアを行う

目の下にできたシワのケアにおいて、重点的に行うべきは保湿ケアです。目の周りの皮膚は非常に薄く、乾燥しやすいため、保湿をしっかりと行うことでシワの改善につながります。具体的な保湿ケアとしては、以下のような方法があります。

・洗顔後はすぐに保湿する
入浴後や洗顔後は時間の経過とともに肌が乾燥しやすくなるため、なるべく早くブースター(先行型美容液)や化粧水で保湿するようにしましょう。

・目元専用の保湿クリームを使う
目元専用の保湿クリームは、目の周りの皮膚に必要な保湿成分を含んでおり、しっかりと保湿することができます。

・シートマスクを使う
集中ケアとして保湿成分がたっぷりと含まれたシートマスクが有効です。目元を含め、肌全体にしっかりと水分を与えることができます。

・紫外線対策をする
紫外線は皮膚の乾燥の原因になるため、日焼け止めや日傘などで紫外線対策をしっかり行うことが大切です。また、目から入る紫外線対策も大切です。サングラスやUVカット効果のあるメガネなどを活用しましょう。

・水分をしっかりと摂る
スキンケアなど外からの保湿だけではなく、内側からの保湿も重要です。水分補給をしっかり行い体の中からうるおいをキープすることが大切です。また、カフェインやアルコールは控えめにするようにしましょう。

目の下のシワを改善するためには、保湿ケアを中心に日常的なケアを継続することが大切です。また、睡眠不足やストレスもシワの原因となるため、生活習慣の改善も同時に行うようにしましょう。

スキンケア時の摩擦を減らす

すでにシワが気になっているなら、これ以上深刻にならないよう摩擦は最小限にする対策が必要です。摩擦は今ある状態より、シワを悪化させる傾向があるため、スキンケアの際には以下のことを注意して行いましょう。

・クレンジング
適正の量、またはやや多めにクレンジング剤を使って、優しく丁寧に手を動かしながらメイクを馴染ませましょう。

・専用リムーバー
これはとても重要なステップです。目元は、アイシャドウやマスカラ、アイラインなど、ベースメイクよりも落ちなくいアイテムが付着しているため、クレンジング剤を使ってベースメイクを落とす感覚で目元をこすると、シワを悪化させるだけでなく色素沈着のほかの肌トラブルの原因にもなります。ポイントメイクは専用のリムーバーを使って丁寧に落としましょう。

・洗顔
洗顔は、たっぷりの泡で直接手が肌に触れないよう優しく行いましょう。肌の上で、泡を転がすイメージで行うと自然と優しく洗顔することができます。あくまでも、洗顔料の洗浄力に任せるように意識するのがポイントです

マッサージを行う

目の下にできたシワのケアにおいて、目もとを優しくマッサージすることも血行促進効果があり有効です。ただし、力を入れすぎたり、無理なマッサージは薄い目元の皮膚を傷つけてしまうため、マッサージといってもここでは、指圧による血行促進法をご紹介します。

【目元のツボ押し】
①目頭、目じり、下まぶた、眉など目の周りにあるツボを中指で垂直に5秒ずつ押す。
②5秒押したら、5秒離す。
※いつやってもOKですが、入浴中など血行が良くなっている時に行うのがおすすめです。

【目周りの血行促進のツボ】
①中指で目じりをおさえる。
②おさえたまま目を10回ほど開け閉めする。
③反対の目も同様に行う。
※目の筋肉に対して垂直に抑えるのがポイントです。

シワは深くなる前に対策を!早めの対策で明るく若々しい顔印象へ

シワ改善に取り組むことは、将来的にシワの深さや数を減らす上で非常に効果的です。シワは、シミ同様に出来てしまってからの改善は時間もお金もかかります。深く定着してしまったシワに関しては、クリニックなどへ相談するのがよいでしょう。

でもまずは、できる前の対策やこれ以上シワを深くしないような対策を頑張りましょう。早いうちから日常的に行うことで、シワを予防することができます。そして、浅いシワや一時的なシワは、保湿ケアやマッサージなどのスキンケアや生活習慣の見直しなどによって改善が期待できるので、ぜひ、今回の内容を参考にしてみてくださいね。